「dangerousroads.org」という世界中の危ない道、日本で言う酷道を紹介している面白い英語サイトを見つけたのでピックアップ&翻訳/要約してご紹介したいと思います。
ユンガスの道(ボリビア)
あまりの転落事故の多さからデスロードとも呼ばれる世界的に有名な道。
ボリビアは左ハンドルで右側通行なものの、ここだけはすれ違い時に運転手が崖を見えるよう例外的に左側通行になっている。
インフラが整っていない開発途上国はこういう道がゴロゴロあるようですね。
コル・デ・ラ・ボネット(フランス)
フランスにあるアルプス山脈でも最も標高が高い峠。
全長23km、標高差1600m、舗装路としては最も高い2715mまで道がある。
最大勾配17%に加えガードレールがない急カーブが続きます。
パサージュ・デ・ゴア(フランス)
ノワールムティエ島へと繋がる1日に2回(約180分)ある引き潮時だけ通れる道。
その時間以外は沈んでしまう上に、全長も4.5kmと長いのでタイミングを間違えると水没の恐れあり。
アトランティックロード(ノルウェー)
8つの橋で島々を結ぶ約8kmの道。
CMにもよく使われる綺麗さを持っているものの・・・
海が荒れると途端に牙をむく。
天門山(中国)
約11km、99個のカーブを曲がりながら約1300mを駆け登っていく道。
これも車のCMなどでよく使われていますね。
郭亮洞(中国)
中国からもう一つ。郭亮洞。
郭亮村の人達が人力で山を掘って作った全長約700mのトンネル。
今ではすっかり観光名所となり、すれ違えないほどの幅の道を観光バスがガンガン通る。
マーシミク峠(インド)
インド北部にある標高5582mの峠道。
車やバイクで走れる最大標高の道であるものの、舗装がかなり悪い荒野なので簡単には走破出来ない。
当然ながら周囲には誰も、何もないので故障すると終わり。
オールドテレグラフトラック(オーストラリア)
オーストラリア北端のケープヨーク半島にある道。
乾季にのみ一般開放されるが、当たり前のように崖や川があるので普通の車やバイクでは行けない。
テール・オブ・ザ・ドラゴン(アメリカ)
ノースカロライナ州からテネシー州にかけて通っているアメリカで最も有名な峠道。
全長約18kmに渡って318ものコーナーがある走り屋の聖地で事故が絶えない。
対向車とぶつかったり、崖下に落ちているyoutube動画があったら大抵がここ。
マルホランド・ハイウェイ(アメリカ):Motorcyclistより
意外にもデンジャラスロードに入っていなかったのですが有名ですね。
ロサンゼルスの外れ、カリフォルニア州西岸にある峠道。転倒動画で見たことがある人も多いのではないかと。
ちなみに”スネーク”と銘打たれているこの(上り)コーナーで何故コケる人が多いのかというと
・Rを読み間違えやすい
・逆バンクになっている
・道路が砂だらけ
という理由から。
「ここでコケたらyoutubeで晒されるぞ」
とMotorcyclistで紹介されていました。
バムロード(ロシア)
ロシア南部にある全長4300kmの最も厳しい冒険道の一つ。
バイカルアーム鉄道のために設けられた物で現在は放置されている。
多くの腐っている木製の橋、川の交差点、落ちたら助からない穴などで冒険者の神経を削り続ける。
【おまけ】
世界中の道を紹介しだすとキリがないのでこのへんにするとして
「じゃあ日本では何処が紹介されているのか」
というのが気になったので調べました。向こうの解説と共にお楽しみください。
河津七滝ループ橋(静岡県)
車を45mも上下させるダブルスパイラル構造の世界で最も壮大なループ橋。
一見すると危険だが、制限速度も30km/hなので安全に景観を楽しむことが出来る。
江島大橋(鳥取県~島根県)
見ているだけで吐き気を催すジェットコースターの様な橋。
しかし実際に走ってみるとそうでもない。
旧犬鳴トンネル(福岡県)
数々の不可解な事件がトンネルの内外で起こった九州で一番危ない場所。
現在は閉鎖されている。
毛無峠(群馬県)
この峠道が危険なのは道路が狭いことではなく対向車だ。
彼らはブラインドコーナーでもカーブミラーを見ないし、譲ろうともしない。
しかし彼らにマナーを求めても無駄である。何故なら彼らは地元民ではなく観光客だからだ。
津軽岩木スカイライン(青森県)
きついコーナーが延々と続く道。
登りきった時の景色は最高でファンになることは間違いないが、食後に行くと後悔するだろう。
あと乗り物に酔いやすい人は絶対に行ってはいけない。
※その他
いろは坂(栃木県)
白山白川郷ホワイトロード(石川県~岐阜県)
生駒山(大阪府~奈良県)
立山黒部アルペンルート(富山県)
富士スバルライン(山梨県)
乗鞍スカイライン(岐阜県)
これらは基本的に景色が素晴らしいというベタ褒め的な紹介でした。
やはり山脈が連なっている中部が充実していますね。