バイク乗りのノーヘル率は38.5%(警視庁調べ)

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見出しを読んで信じられない人が多いかも知れませんがこれ事実です。

そもそもバイクによる死亡事故原因の約半数を絞めるのは頭部損傷によるものです。

事故

だから1965年には高速道路での、1978年には一般道でのヘルメット着用が義務化されました。

多分ここを読むような人はみんなちゃんとしたフルフェイスヘルメットを被っていると思うので

「俺には関係ない話だな」

とか思ってる人が多いかも知れませんが、実はそうじゃない。

ハーフヘルメット

ちなみにもし半ヘルを被ってる人が居るなら下の図を見て、半ヘルがいかに危ないか知ってほしいと思います。

ヘルメットに衝撃が加わる割合

これはアメリカの大学と調査機関によるバイクでの事故時に衝撃が加わる箇所の割合。

圧倒的にチン(顎)を中心とした前面の割合が大きい事が見て取れると思いますが、半ヘルはこの一番危険な部分を守ってないから危ないんです。

アライとショーエイ

安全性に定評があるプレミアムヘルメットメーカーのAraiやSHOEIが半ヘルを作らなくなったのはこれが理由の一つ。

そしてもう一つは

「簡単に脱げてしまう」

という理由から・・・そしてこれが本題でもある。

警視庁の2015年調べによると、二輪のヘルメットの着用率は96%と非常に高く優秀。しかし一方で死亡事故のうちヘルメットが脱落したせいで亡くなってしまった方が38.5%もいる。

つまりタイトルの「ノーヘル率が38.5%」というのは

“ヘルメットは被っているけど、被っていれば安心と思い無自覚なノーヘル状態で亡くなってしまった人の割合”

という事になる。これは最初に言った通り安全性を考えてフルフェイスヘルメットを被ってる人も例外ではないんです。

フルフェイスヘルメットといえど

・アゴ紐の締め忘れ

・アゴ紐の緩み

で簡単に脱げてしまう。ベテランライダーが陥りやすいのが”キツくならない様にor解きやすい様に緩めに”といった行為。

アゴ紐の締め方

ヘルメットの新機能や使用期限、SNELL規格やMFJ公認などを気にするものいいですが、こういった行為を軽視してしまうとどんなに高くて良いヘルメットでも何の意味も成さなくなり”ノーヘル状態”と同じになってしまいます。

だから

“安全のために良いフルフェイスヘルメット被って安心”

ではなく

“フルフェイスヘルメットを被ってアゴ紐をちゃんと締めて安心”

ですよ。そこでヘルメットは初めて意味を成すんです。

何度でも言いますが半ヘルは論外です。知り合いが半ヘルで乗ってたら叩いてでも止めること。顔が傷ついても美容整形と見なされ保険はおりませんので後で泣きを見ます。

平さん

そして貴方も次にヘルメットを被る時はアゴ紐を気持ち程度でも良いので今よりもう少し絞めましょう。

あとできれば胸部プロテクターもね。頭部の次に多いのは胸部(23.7%)です。ここまで出来ればピーポくんも大喜びです。

「バイク乗りのノーヘル率は38.5%(警視庁調べ)」への1件のフィードバック

  1. バイクに乗る時も工事現場でも、はたまた登山で岩場を行く時も、ヘルメットと名の付く物はしっかりかぶらなければ意味がない。
    バイクのヘルメットとは違うが、TVの中継であみだにヘルメットを被ってるリポーター(特に女)が結構居るけど、ヘルメットは帽子じゃねーぞ。
    個人的に「こんなモン売って良いのか?」と思っているのはバイクのヘルメット用のワンタッチバックル。
    顎ひもの締め外しが面倒臭いって事で買って取り付けるんだろうけど、ただ小さいツメで引っ掛かっているようなモンでクラッシュの衝撃に耐えられる訳がないだろうと想像出来ないのか。
    まあ、オレは絶対に使わないからどうでもいいが。

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