一生バイクに乗る人生か、一生乗らない人生かは30歳で決まる

バイク乗り

ここを読む人はバイク免許(二輪免許)を持っている人が多いと思いますが何歳の時に二輪免許を取得されたでしょうか。

おそらく10~20代のうちに取得された方が大半と思います。もし免許がまだで検討中の方も10~20代が大半かと。

というのもヤマハ発動機LMW部(現在リンク切れ)が二輪免許所持者624名に対し

「自動二輪免許もしくは大型自動二輪免許を何歳の時に取得したか」

というアンケートを行った結果、下の様な結果になりました。

二輪免許取得年齢

50%が10代の内に、約30%が20代の内に取得。つまり約80%のバイク乗りが20代のうちに免許を取得しているわけです。

一方で30代以降に免許を取った人は少数。これは年齢を重ねると公私共に忙しくなり教習所へ通う時間が無くなる事や、新しい物事への挑戦が億劫になってしまうからかと思われます。

この年齢と共に腰が重くなるのは脳の前頭前野の劣化が大きく関係しているらしいのですが、奇遇にも前頭前野はMTのバイクに乗ると鍛えられるようです。

>>詳しくはバイク豆知識「バイクはアンチエイジング」をどうぞ。

つまり30歳までに二輪免許を取らない人というのは一生バイクに乗らない可能性が非常に高い。これはバイクに対する憧れがあろうとなかろうとです。だからバイクに乗りたいと思っている若者が居るなら若く元気な内にさっさと取りに行くのが吉。

免許取得キャンペーン

こういうメーカーやショップのサポートがあったりするので積極的に利用しましょう。

ちなみに

『30を過ぎて取ったor取ろうとしている』

という人が居るならそれは脳が若い証拠。

もし悩んでいる人が居るなら背中を押すような事を言うと、JAMAが約5000人のバイク乗り(10代~60代)へ行った【2015年度二輪車市場動向調査】によると

バイクを購入し実際に乗るようになった時の満足度は

『バイクに乗る前の期待値を10%以上も上回る』

との事。

そして

「買ってよかった」

と答えた人は88.5%とかなり高い。

バイクに乗る友人が暑苦しいほどバイクを勧めてくるのは

「バイクを買って良かった」

と強く思っているからなんですよ。

次は既に二輪免許を取得しバイク人生を謳歌されている人を対象にした話。

近年バイク乗りの平均年齢が50歳を越えた事が話題になりました。

二輪ユーザーの平均年齢

今はもう53歳に手が届きそうな状況らしいのですが、これはバイク離れを起こしている若者世代とバイクブーム世代の数の違いが大きく影響しているわけで、少子高齢化と同じような逆ピラミッド状態になってるから。

ただこれが一概に悪いかといえばそうでもなく、良い方に捉えてみましょう。

同じく【2015年度二輪車市場動向調査】のアンケート調査の中で

「これからもバイクに乗り続けたいか」

というアンケートを取ったところ126cc以上のバイクに乗っている人の約93%が

「乗り続けたいorまだ乗る」

と答えました。

バイクに乗り続けるか

今のバイクが最後と答えた人は僅か4%という圧倒的なリピート率。

平均年齢が上がっている理由は単に若者が減っているだけでなく、こういったバイクの魅力に取り憑かれ何歳になろうと乗り続けたいと思う人が圧倒的に多いからでもあるんですね。

つまり今バイク人生を謳歌している10代から40代の人もヨボヨボになるまで、もしかしたらヨボヨボになってもバイクに乗り続けるでしょう。

XSR

もう貴方の人生にとってバイクは切っても切り離せない存在になってるんです・・・と言うとちょっと臭いですが本当です。

いつの間にか平均年齢を押し上げている一員になってる可能性は非常に高いですよ。

「一生バイクに乗る人生か、一生乗らない人生かは30歳で決まる」への7件のフィードバック

  1. まさに自分も平均年齢を引き上げている原因の一人であります。
    自分が免許取り立ての時、約35年前のバイクは多種多様で、あれこれ目移りして困る程に幸せな時期でした。
    翻って今の時代は種類も整理され価格も高騰し、昔の様に気軽に購入する事は難しくなったと感じます。
    そんな条件の中でも「バイクに乗ろう」とアクションを起こしている方々は、昔の自分達よりも情熱的と言えるのではないでしょうか。
    そんな方々に負けない様に、より一層バイクライフを楽しみたいですね。
    おっと、年寄りの冷や水と言われない様に安全面には気をつけますよ。

  2. 私も先日、53歳にして大型自動二輪免許を取得しました。中型以来34年ぶりのことです。当時は普通自動二輪ではなく、自動二輪中型限定でしたね。
    この記事を初めて読んだのは何年も前ですが、今回こうして免許を取得してからあらためて読むと、「私もまだ脳が若いのだったらいいな」と思います。
    実際、会社でもこの年齢で新たに二輪の免許を取得し、大型バイクを購入するような人はまずいません。
    しかしながら、たとえ頭が若かったとしても、身体は初老ですから、無理をせず安全運転で、少しでも長くバイクを楽しみたいものです。

    1. 大型二輪免許取得おめでとうございます。
      私も同年齢の53歳です。中型二輪免許(今は普通二輪免許でしょうか)を取得したのもほぼ同じ年代と思います。
      私は3年前の50歳の誕生日に大型二輪免許を取得しました。
      教習所では自分の息子や娘の様な年代の方々が普通二輪教習を頑張っていて、いい刺激を頂きました。
      仰る通り、気持ちは若くても肉体は間違いなく衰えていますので、自己を過信する事無く、お互い無事故でバイクライフを全うしたいですね。

  3. そういえば何でバイクに乗ろうって思う様になったんだ?・・・と考えてみたら、子供の頃にアメリカのTVドラマの「白バイ野郎ジョン&パンチ」を見てからだったなぁと思い至った次第。歳がバレる。
    多分カワサキのKZ1000P(だったっけ?)に乗っていた様な記憶が・・・。
    ハイウェイパトロールの面々の軽妙な
    やり取りがとっても魅力的。
    後にジョンは田舎に帰っちまって、ボビーがパンチの相棒になった・・・ってよく覚えてたな俺(笑)。
    その後はマッドマックスを経由して、キリンを読んで拗らせてしまい現在に至ります。合掌。

  4. バイクは危険!

    それは間違いないが、しかし、身体を鍛錬すれば400㎏の重量級2輪、80歳過ぎてもお可能であり、79歳の今、経験値として断言できる。

    真夏のくそ暑い時に日帰り1300km、この程度の走行可能は鍛錬の賜物。

    玄関やその辺で転んで命を落とす・・・・年間10000万人弱程、しかし、交通事故死はその3分の1。

    笑えることは「死のリスク」はバイクに乗らなくてもその辺にゴロゴロと。ただ、4輪は乗せて貰い脳が破壊されても乗れる、だが2輪は如何であろうか?

    高速道路、一般道、ここでの逆走は「4輪」だけでバイクの逆走皆無。言い換えれば重量級バイクを乗って入れが「脳の破壊」は起きない。

    2輪は4輪と異なり乗る為の色々なものが要求され、それを一つでも欠落すると死か大怪我のリスク。これを回避するための日頃のトレーニング欠かせない。

    この鍛錬を欠かしたなら早く2輪、降りるべきである。

  5. 三十代半ばです。
    原付で十分だと思っていましたが、高速道路を走ってみたいという思いが強くなり…普通自動二輪を取得するか考え中です。
    脳にもよさそうですし、頑張ろうかな…

  6. よそで読んだ記事によると、2001年は記事の通りに35歳以上で二輪免許を取る人がごく僅かだったのに対して、2021年は35〜60歳の新規二輪免許取得者が激増しているらしい。女性の新規免許取得者は2001年の1.5倍だった。
    日本円の実質実効為替レートが最低を更新し続け購買力や実質所得が下がっているので、4輪を諦めて2輪に興味を示す人が増えているからという意見もある。

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