マンホール、man(人)とhole(穴)でman-hole。
日本語で正しく言うと潜孔・人孔と言います。あと真実の口ってありますよね。
実はアレもイタリアのマンホール(の蓋)だったんです・・・ってそんなトリビアはどうでもいいですね。
本題。
バイクに乗る人間ならタイトルを読んだだけで何を言ってるのか分かると思います。
それは
「何でこんな所にマンホールがあるんだ危ないじゃないか!!」
という事。
雨の日なんて悪意の塊の様にしか思えませんね。バイク乗りにとって雨の日のマンホールはバナナの皮そのものかそれ以上です。
さてマンホールが何故中央や路肩ではなく大体が車線内の左寄り(若しくは右寄り)で、しかもコーナーの途中に設けられているのかといえば、もちろん理由があります。
まず第一に左右に寄せてる理由は塞ぐ車線を一車線で済ませる為。
マンホールの設置工事はもちろん下水道点検などで開ける場合、安全に作業する為にスペースを確保、つまりある程度道路を塞がないといけなくなります。
その際の塞ぐ車線を最小限で済ませる様にするためにどちらかに寄せて配置しているワケですね。もっと路肩に寄せろよって思うかもしれませんが路肩には側溝もあるので難しいのです。逆に狭い道路は真ん中だったりします。
そしてもう一つ。
どうしてコーナーの途中にあるのか?
という事ですが、これも構造上そうならざるを得ない事情があるのです。
少し時空(道路)が歪んでますが気にしないでください・・・
こういうコーナーがあった時、マンホールが赤い位置辺りにあったりしますよね。
何故ならそれは下水道管にとっても曲がり道だから。
非常に極端な表し方ですが下水道管というのは基本的に直線で張り巡らされています。下水道は水以外の異物も多く流れる為、角度を付けると詰まってしまう恐れがあるんですね。
だから直角のL字で繋ぐなんてもっての外。そこでどうするかといえば合流(切り替え)地点にマンホールを配置するわけです。
こうすることで無理なく方向転換をさせて詰まりを予防しているわけです。高低差を解消し下水の勢いに緩急を付ける目的もあったりします。点検用の穴まで出来て一石三鳥です。
コーナーで狙ったかのような位置にマンホールが存在しているのはこういった理由からなんですね。
わかった所で危ないことには変わりありませんが・・・って全然バイク豆知識じゃないですね。
近年マンホールは滑りにくい様にイボイボ付きなどへ改良されていますが、滑る事に変わりはないので気をつけましょう。