バイクメーカーの自転車を紹介しようと思います。
「スズキとかヤマハのだろ」
って思ってる人も多いでしょうが、それだけじゃなくオチもあるので少しお付き合いを。
YAMAHA
![PASとYPJ](https://bike-lineage.org/wp-content/uploads/2023/11/yamaha_pas_ypj.jpg)
利便性のPASシリーズだけでなくスポーツのYPJシリーズなど多種多様な自転車を売っているのはご存知の方も多いかと。
フレームはブリヂストンでパワーユニットをヤマハという共同開発体制です。もっと辿るとモーターはサンヨー製なんだとか。
![ヤマハのバイク](https://bike-lineage.org/wp-content/uploads/2023/11/yamaha_bicycle.jpg)
ちなみにそんなヤマハが最初に自転車を造ったのは1974年ごろ。
モトバイクという名称でMB1/MB2というBMXの様なキッズバイクを出し、その後フルラインナップへ。
この頃はPEUGEOTの自転車も取り扱ってたので、恐らくプジョーに造らせたんでしょうね。
SUZUKI
![スズキラブ](https://bike-lineage.org/wp-content/uploads/2023/11/suzuki_love.jpg)
スズキはラブシリーズ、いわゆる電動ママチャリを取り扱っています。
1952年にパワーフリー号で鮮烈デビューを飾ってから半世紀以上、それが今ではこれってのが時代を感じさせますね。
![スズキの自転車](https://bike-lineage.org/wp-content/uploads/2023/11/suzuki_bicycle.jpg)
まあこれ実はパナソニックからのOEMなんですけどね。
ちなみに最初に紹介したヤマハのモトバイクに対抗してスズキも1975年に自転車を出しています。
![ヤンクル・バンクル](https://bike-lineage.org/wp-content/uploads/2023/11/suzuki_yancle_vancle.jpg)
ヤンクルとバンクル。
![ヤンクル](https://bike-lineage.org/wp-content/uploads/2023/11/suzuki_yancle.jpg)
イメージが無いからギャグみたいに聞こえますね・・・・スズキだけに。はいスイマセン。
KAWASAKI
![カワサキの自転車](https://bike-lineage.org/wp-content/uploads/2023/11/kawasaki_kdx526.jpg)
ライムグリーンボディのMTB。
厳密に言うとライムグリーンではなく『チームグリーン(国内ワークスチーム)』というバイク好きの中でもレース好きにしか伝わらないであろう細かいアピールポイント。
車名も『KDX526』と、バイク乗りならその名を聞くだけで腰が引けてしまうナンバリング。
まあ真面目に説明すると、これはジャスコなどの量販店で発売されたモデルでカワサキは名前を貸しただけ・・・でも明らかに狙った色と名前ですよね。
DUCATI
![ドゥカティの自転車](https://bike-lineage.org/wp-content/uploads/2023/11/ducati_bianchi_bike.jpg)
ドゥカティも実は自転車を数年前からずっと売っています。
ただこれもドゥカティが造っているわけではなく、ビアンキという本格メーカーが造ってるもの。同郷のよしみという事なんでしょうね。
![ラインナップ](https://bike-lineage.org/wp-content/uploads/2023/11/ducati_bianchi_lineup.jpg)
これまたラインナップも充実していて、ロードやMTB、電動やママチャリなどほぼフルで展開しており値段もピンきり(60万円~5万円前後)。ただ残念なことに日本では正規取扱はしていない模様。
ちなみにこの補助輪が付いた子供用の自転車の名前はMonster。
![モンスター16](https://bike-lineage.org/wp-content/uploads/2023/11/ducati_bianchi_monster.jpg)
フレームもちゃんとトラスになっています。
BMW
![BMWの自転車](https://bike-lineage.org/wp-content/uploads/2023/11/bmw_bikes.jpg)
お次はBMWの自転車ですが、実はBMWは名前を貸しているだけではなく自分のところ(BMWデザインワークス)で設計までしています。
しかし立ち位置はファングッズまたはアクセサリー的なもので、BMWオーナー向けの期間限定(受注生産)だったり車の購入特典だったり。
一部の国では普通に買えたりするみたいですがソコはBMW。結構いい値段がする。
![BMWのクルーズバイク](https://bike-lineage.org/wp-content/uploads/2023/11/bmw_cruise_bike.jpg)
これ以外にも電動式のMTB(約30万円)もあるようです。
ちなみにこれは車のMテクノロジーを用いて造られたというカーボンモデル。
![Mカーボンレーサー](https://bike-lineage.org/wp-content/uploads/2023/11/bmw_m_bike.jpg)
カッコいいけど目立つからおいそれと乗れませんね。
と思ったら情報提供により別のタイプの自転車が・・・
![Mカーボンレーサー](https://bike-lineage.org/wp-content/uploads/2023/11/bmw_tele_bicycle.jpg)
なんとテレレバー仕様。
バイク乗りなら思わず反応してしまう如何にもBMWらしい自転車ですね。しかも折りたたみ式。
Harley Davidson
![ハーレーの自転車](https://bike-lineage.org/wp-content/uploads/2023/11/harley_davidson_bikes.jpg)
VELOという自転車メーカーがハーレーから名前の使用許可を得て1999年に造ったバイク。
だからハーレーは関わっていないんですが、ティアドロップタンクやメッキフェンダーステー、サドルバッグなどスポーツスターらしさがとても良く現れている非常にユニークな自転車。
次が最後でこの豆知識のオチ。
HONDA
![RN01](https://bike-lineage.org/wp-content/uploads/2023/11/rn-01.jpg)
ツインチューブセミダブルクレードルにテレスコピックとモノサス・・・自転車というよりエンジンが付いてないモトクロッサーと言ったほうが正しい気がするホンダの『RN01』というMTB。
![リスボン ダウンタウンレース](https://bike-lineage.org/wp-content/uploads/2023/11/lisbon_downtown_rn01.jpg)
これはダウンヒルやUCIといった世界MTBレース用にホンダのレース部門であるHRCが手掛けたレースモデル。
2004年から参戦し、2年連続でチームタイトルを獲得しました・・・が、世界的な不況により2007年をもって活動を終了。
![ホンダRN01](https://bike-lineage.org/wp-content/uploads/2023/11/honda_rn01.jpg)
朝霞研究所とHRCで進めていた市販車『RN01G』計画もお蔵入りとなってしまいました。