第五世代 -since 2000年代-

ZZR1100が世界最速の座を欲しいままにしたと思ったらCBR1100XXなんて伏兵が出てカワサキがやり返すのを待っていたらスズキが変な形のバイクを出してきた。

GSX1300R HAYABUSA -Since1999- 「最高速度312km/h」

なんだこの変な形をしたバイクは?しかも漢字で隼って・・・恐らく誰もが最初はそう思ったかと。

(社内でもKATANAの時と同じく賛否真っ二つだったのでイケると踏んでこの形にしたらしい)

でもスペックを見てビックリ。馬力は175馬力もあるし、メーターも350km/hまで刻まれてる。
そして実際に測ってみたらストック状態でメーター読み325km、実速312km/hを達成し世界最速のギネス記録に認定。

ハヤブサがそれまでのフラッグシップと決定的に違うのはラムエアシステムの積極的な活用ということ。
それまでのラムエアシステムと違って両頬に備え付けられた吸気口へ積極的に空気を送り込む様になっている。
これが時速300kmを優に越えられた要因だと言われている。>>GSX1300Rの系譜

そんなハヤブサの二年遅れで登場したのが色んな意味で有名なカワサキの中でも異質な存在のバイク。

ZX-12R -Since2000- 「最高速度301km/h」

こちらもハヤブサ同様積極的に空気を取り込むべく割り切ったかの様な吸気口が付いている。(後に改善されましたが)

名前から分かる通りメガスポというよりスーパースポーツ的な立ち位置で14Rというよりは10Rの先祖と言えなくもないバイク。初期型のメーターはハヤブサと同じく350kmまで刻まれている。

そして2001年に周知の通り天井知らずで上がっていく最高速の争いに死亡事故増加の懸念を抱いたEUが300km/h(実速280km規制)規制を発令しました。>>ZZ-14R/1400GTRの系譜

-交通事故による死者数-

調べてみたらEUって交通事故で毎年3万人も亡くなってるそうです。日本は年間4411人。

EU:3万人/5億人(約17000人に1人)
日本:4500/1億3000万(約30000人に1人)

うーん多いですね。日本が少ないとも言えますが。しかも日本は高齢の歩行者が半数以上。

USA:3万人/3億人(10000人に1人)

いやはやもはや何というか・・・さすが自由の国ですね。

余談ですけど一時は上限130km/hになる可能性もあったんですよ。でもメーカーが大反発した甲斐あってオジャンになりました。
それを考えると300km/h規制って狭い日本にとってはあって無いようなものですよね。アメリカの人達にとっては死活問題かもしれませんが。

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