第四世代 -since 1990年代-

90年代を代表するバイクといえば先ず真っ先に上がるのは何と言ってもZZR1100でしょうね。

ZZR1100
-since 1990- 「最高速度280km/h」

147馬力で最高速はメーター読みで290kmとツアラーな外見とは裏腹な性能でGSX-R1100に奪われた「世界最速」の座を見事に取り返したZZR1100。

最初は皮肉にもレプリカブームを止めたゼファーに人気を取られ全く注目されなかった。
でも海外での絶賛っぷりとその性能からジワジワと人気が出始め、二年後には供給が追いつかず増産に踏み切るほどの人気っぷりに。

70年代の公称200kmから始まった最高速も年々高くなり、遂にメーターには320kmまで刻まれるようになった。
もう時速300kmという世界レースでもない限り到達できなかった領域に達するのも時間の問題で、その時速300kmマシンを「カワサキがいつ出してくるのか?」という話題で持ちきりになった。>>ZZRの系譜

そしたら今まで沈黙を守っていたホンダが重い腰を上げたからみんな驚いた。

CBR1100XX SuperBlackBird -Since1997- 「最高速度290km/h」

ZZR1100を超える164馬力というモンスタースペックに空力を強く意識したエアロフォルム。メーターもZZR1100より10km/h高い330kmメーター(初期型)

ZZR1100が持っていた世界最速の称号を同じ1100で奪うだけでなく扱いやすさや乗り心地など、カワサキに対し技術力の差を見せつけるかの如く全ての面でZZRを上回る完成度だった。

時速300kmというと後に紹介するギネスメガスポを誰もが思い浮かべるけど「メーター読み時速300km超」を最初に達成したのはこのCBR1100XX。

でもCBR1100XXはあくまでも最高速を目指したわけではなく全ての面で優れた性能がコンセプトだった。
もしホンダが少しでも最高速を視野に入れ、メーター読みでなく実速で時速300kmを超えていたら歴史は少し変わってたかもしれない。CBR1100XXの系譜

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