XSR700(B2G)-since 2016-

XSR700

「Urban Casual Retro-ster」

MT-07のスポーツヘリテイジ(伝承)版となるXSR700。

基本的にはMT-07そのままで、アルミのワイドテーパーハンドル採用でハンドルを手前の高い位置に設定。

シートも質感とボリュームのあるレーザーダブルシートとなりシート高が3cmアップ。

MT-07とXSR700

ハンドリングに落ち着きを持たせる為にキャスター角を若干寝かせてあるのでホイールベースも5mmですが伸びています。

見た目の方も各部ステーやカバーをアルミ製、タンクカバーに至っては職人手作業によるバフ仕上げの物を付ける等など

XSR700カタログ写真

「金が無いぶん知恵を出そう」

というMT-07の裏テーマは何だったのかと思うのような造りに・・・まあその分89万9,640円と20万円近く値段も上がってるわけですが。

ところでXSRもMTと同じように兄貴分のXSR900が居るんだけど、これまた似て非なるヘリテイジに仕上げています。

XSR900がカフェスタイルなのに対し、XSR700はスクランブラースタイル。

XSR700

というのが公式の説明なんだけど、正直それほど違いが・・・でも似て非なるのは確かです。似て非なるのは見た目ではなく中身のほう。

これはベースのMTに依存している事が由来なんだけど、XSR900は見た目に反してアルミフレームにトラコンやモード切り替え等の最先端技術が散りばめられた俗にいうネオレトロ。

イギリス版XSR700

対してXSR700はMT-07を見ても分かる通り、特に変わった物は付いておらず何の変哲も無いスチールフレームというオーソドックスな作り。

これが何を意味するのかというと

「カスタムベースにもってこい」

ということ。

だからメーカーも色々と考えて造っているんですね。その最もたる部分がシートフレーム。

XSR700のフレーム

メインフレームが中途半端な所で終わっており、シートフレームを被せるようにボルトオンする形になっている。これはMT-07にも付いていないXSR700だけの構造。

何でわざわざこんな事をしているのかというと、カスタムの定番ながら後には引けなくなるシートフレームのぶった斬りをしなくてもいいように。

XSR700シートフレーム

つまりシートフレームが脱着式になってるんです。

XSR700は見た目だけでなく中身までもヘリテイジであり、カスタム事情に最大限配慮した最新カスタムベースというわけ。

主要諸元
全長/幅/高 2075/820/1130mm
シート高 835mm
車軸距離 1405mm
車体重量 186kg(装)
燃料消費率 23.9m/L
※WMTCモード値
燃料容量 13.0L
エンジン 水冷4サイクルDOHC二気筒
総排気量 689cc
最高出力 73ps/9000rpm
最高トルク 6.9kg-m/6500rpm
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前120/70ZR17(58V)
後180/55ZR17(73V)
バッテリー YTZ10S
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
LMAR8A-9
推奨オイル ヤマルーブ
プレミアム/スポーツ/スタンダードプラス
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量3.0L
交換時2.3L
フィルター交換時2.6L
スプロケ 前16|リア43
チェーン サイズ525|リンク108
車体価格 833,000円(税別)
※国内モデルは18年から
系譜図
2014年
MT-07/A
(1WS/1XB/BU2)
XSR7002016年
XSR700
(B34)
20182018年

MT-07(B4C)

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