SV650の系譜

SV650X
(VP55B)
-since 2018-

SV650X

「Riding Pleasure Unleashed」

SV650のバリエーションモデルとして2年後に登場したSV650X/VP55B型。

型式が変わっていないのを見ても分かるように基本はSV650と同じ。

SV650X壁紙

SV650をベースに角ばった専用タンクにタックロールシート、そしてビキニカウルを装備しているわけですが・・・このビキニカウルどっか見覚えあるなと思ったらコレ。

GS1200SS

これですよ。ヨシムラとタッグを組んで優勝した8耐初代王者GS1000Rのカウル。

こういうバックボーンを知っちゃうとヨシムラマフラーしかもう選択の余地がないですよね、元ネタである2016年のモーターショーで参考出品されたSV650ラリーコンセプトもそうだったし。

SV650ラリーコンセプト

ビキニカウルと繋がる様にステムヘッドからタンクまで伸びているカウルはバンディットのリミテッドも彷彿とさせるんですが、それもそのハズでチーフデザイナーの吉浦さんはバンディットもデザインされた方。

SV650コンセプトスケッチ

少し小話をすると、次に出てくるのはSVの代名詞グレードとも言えるハーフカウルのSモデルと思っていた人も多いと思います。

でもネオレトロだった。これは一重にネオレトロブームの影響。

ミドルの主戦場である欧州において

「ネイキッド=ネオレトロorストファイ」

という風潮というか人気に変わっているようです。

スズキSV650X

そんなSV650Xですが見た目をネオレトロにしただけかと言うとそうじゃない・・・コレがSV650Xの大事なポイント。

それはセパレートハンドル化とそれに伴うポジションの変更です。

SV650Xのポジション

こうやって見比べてみると分かる通り、SS程ではないにしろ前傾が強くなりました。

これはカフェレーサーを意識している面もあるんですが、それより大事な狙いがあります・・・それは

『スポーツ性の向上』

です。

そのためにフロントフォークにもイニシャルアジャスターも追加されている。

SV650サイドビュー

これの何がミソなのかって話ですが、SV650が名車である事はここまでの系譜でも散々言ってきました。

大ヒットを飛ばした事もそうですが、SV650の開発に携わった人たちの多くがSV650やV-STROM650を自らも購入し所有しているのを見ても疑いようのない事実かと思います。

そしてそれはこのSV650Xでも例外ではなく、先に紹介した三代目SV650の開発責任者である安井さんもSV650のオーナー・・・ミソなのはここ。

 

SV650Xのセパハンとポジションの見直しというのは、SV650を造りそしてSV650に乗っている開発者でもありオーナーでもあるSV650を誰よりも知り尽くしてる人が

SV650Xカタログ写真

「こうすれば万人受けはしないけどスポーツ走行をもっと楽しめるよね」

と考えた末の変更であり。、出来上がったのがワインディングを楽しむ事を重視したSV650Xというわけ。

だからこのモデルは既存のSV650を知っている人ほど感動するかもね。

 

参照:SV650X Development Team Member Interview(youtube)

 

エンジン:水冷4サイクルDOHC2気筒
排気量:645cc
最高出力:76ps/8500rpm
最大トルク:6.5kg-m/8100rpm
車両重量:197kg(装)

系譜図

SV650前期 1999年
SV650/S
(VP52A前期)
SV650後期 2003年
SV650/S
(VP52A後期)
グラディウス 2009年
GLADIUS
(VP55A)
2016SV650 2016年
SV650
(VP55B)
SV650X 2018年
SV650X
(VP55B)

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