「Real-world thrills」
CBF1000の後継にあたるCBF1000F/SC64型。
CBR1000RR/SC57型をそのままハーフカウルにしたようなデザインになりました。
構造的なものは基本的に先代からキャリーオーバーしているものの、エンジンを少し高回転寄りにし107馬力となり、車重もフレームを始めとした各部の見直しとマフラーの一本化で5kg減。
要するにスポーツ性が少しアップしたわけですが、とはいうもののCBF1000はあくまでもオールラウンダーRRなので最大の狙いと改良点は
・燃費の改善
・タンク容量1Lアップ(20L化)
・前後連動C-ABS(Aのみ)
・ジェネレーターの改良
など更に使い勝手を向上させた事。
もちろん例に漏れずフルパニアのGTモデルも登場。
ただ排ガス規制EURO4に対応していなかった事から2017年モデルをもって生産終了となりました。
最後に・・・とある欧州ジャーナリストのCBF1000Fに対する評価を書いて〆とします。
「CBF1000FはFirebladeの様に身を焦がすほどの炎は纏っていない。そのかわり貴方のバイク人生の95%を明るく照らしてくれる炎を纏っている。」
向こうの人は上手いこと言うもんですね。
主要諸元
全長/幅/高 | 2156/781/1138mm |
シート高 | 795mm(±15mm) |
車軸距離 | 1480mm |
車体重量 | 242kg(装) |
燃料消費率 | 不明 |
燃料容量 | 20L |
エンジン | 水冷4サイクルDOHC4バルブ並列4気筒 |
総排気量 | 998cc |
最高出力 | 107ps/8000rpm |
最高トルク | 9.8kg-m/6500rpm |
変速機 | 常時噛合式6速リターン |
タイヤサイズ | 前120/70ZR17(58W) 後160/60ZR17(69W) |
バッテリー | YTZ10S |
プラグ ※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価 |
CR8EH-9 または U24FER9 |
推奨オイル | Honda純正ウルトラG1 |
オイル容量 ※ゲージ確認を忘れずに |
全容量3.6L 交換時2.7L フィルター交換時3.0L |
スプロケ | 前16|後43 |
チェーン | サイズ530|リンク116 |
車体価格 |
1,360,000円(税込) |
日本でも展開されていればGSX-S1000GT・Ninja1000SXと並ぶスポーツツアラーになったと思うんだけどなぁ。
NT1100はスポーティーさが弱いのでこっち路線もありだっただろうに。