
「日本車ってアメリカではどう評価されてるんだろう」
と気になる方も居ると思います。(あんまり居ないかもしれませんが)
そんな中”信頼できる自動車番付”でお馴染み米国の最有力消費者情報誌
が2014年からオートバイの番付も開始し、その結果が発表されました。
※そもそもコンシューマーレポートとは
中立のために実験や調査の費用は全て月刊誌の購読費で賄い、一切のスポンサーを設けず、また結果を広告に使うことも固く禁じている非営利団体の事です。
そんな信頼された情報誌の調査によると栄えある
第一回「2015年一番信頼できるオートバイメーカー」 は・・・

ヤマハだと発表されました。
四年以内の故障率が十人に一人。またその故障も軽微(200ドル以下の安価な故障)なものが多いことから1位になったようです。
しかしその後の順位を見ると
2位スズキ
3位ホンダ
4位カワサキ
と日本メーカーが独占でその差は極々小さいもの。ココらへんはさすが日本車といった所でしょうか。
逆に信頼性が低いと指摘されたのは
・ハーレダビッドソン
・ドゥカティ
・トライアンフ
・BMW
・ヴィクトリー
など日本以外の海外勢。
コチラは4人に1人が4年以内に故障を経験したとされています。
ちなみにヴィクトリーというのはアメリカのメーカーでモダンアメリカンを作っているメーカー。ATVやスノーモービルを作っているポラリスの子会社です。

日本メーカー強しな結果となった・・・わけですが実はもうひとつ興味深い調査もありました。
「次も同じバイクに乗りたいですか?」
というアンケートを採った所、なんと信頼性と立場が逆転。

ハーレダビッドソン乗りやヴィクトリー乗りの
『70%以上がYESと答えた』
のに対して日本メーカーやBMW、ドゥカティのバイクに乗っているライダーで70%以上の人間がYESと答えたのは辛うじてホンダ乗りのみ。
ヤマハもスズキもカワサキもBMWもドゥカティもトライアンフも70%を切る結果となってしまいました。
この事からCSレポートは
「信頼性と満足度は必ずしも一致しない。一番幸福なのはヴィクトリー乗りとハーレダビッドソン乗りだ」
と決定づけていました。
手がかかる子ほど可愛いというやつですね。
HDやヴィクトリーは趣向性の高いクルーザーのみなのに対して日本メーカーは色んなタイプのバイクあるのも関係してるとは思いますが。
参照:コンシューマーリポート
まあねぇ。あくまでも統計ですから。
大体の統計は結論ありきで集計している・・・と自分は思っていますよ。取捨選択の内容は誰にも分かりませんから。
アメリカ繋がりで、かのマーク・トウェイン(知ってる?)はこんなコト言ってたそうです。
「この世には3つのウソがある 1つ目は普通のウソ 2つ目は真っ赤なウソ 最後は統計だ」と。
理屈や講釈ではなく、ほぼ感覚で「ビビッ」と来てバイクを選ぶ我々ですから、自分も皆さんもそれぞれ好きなメーカーの好きなバイクに乗ればハッピーなんです。きっと。
バイク壊れて嬉しい人はいませんね。
たぶん日本車乗りは【壊れない】を期待するから、壊れたらマイナス。
外国車乗りは【楽しい】【カッコイイ】を期待するから、壊れてもさほどマイナスにならない?
今はロードサービスも充実してますし。なんてのは日本国内の話か。