「Super Sports DNA」
約30年ぶりに復活したCBR400RのNC47型。
パラツインということもあってCBR250R同様まあ様々な意見がありましたが、CBR250Rと決定的に違うのは対象国で、CBR250Rは途上国向けがメインなのに対しCBR400(500)は先進国のエントリーユーザーとダウンサイジングを望むベテランライダーがメインだということ。
こちらはネイキッド版
「Modern & European Naked」
がコンセプトとなるCB400F。
バーハンドル化と専用タンクシュラウドが特徴的ですが、面白いのがマフラー下にあるキャタライザーのカバー。
打って凹ませないようにするのと防熱の為にあるんですが、これをアンダーカウルとして魅せるという面白いアクセントになってる。
更にこのモデルはもう一台バリエーションがあります。
「Modern & Stylish」
というコンセプトのクロスオーバータイプになる400X。
時代の移り変わりなのかコレが一番人気でした。
それでこの400が何を目指したのかというと
「Affordable & Attractive Cool Style」
と言われても分からないので自己解釈を交えて噛み砕いて言うと
「スタイルに根ざしたFUN出来る400」
という事。
普段遣いで美味しい部分を使えるように低・中速を重視しつつ実燃費で30km/Lを切らない低燃費性を持った新設計の水冷エンジン。
とはいえ何気に46馬力と結構なパワーを9500rpmで発生させるので速いっていう。
更には贅沢にもプロリンクのサスペンションを奢り、フレームはスチール製のダイヤモンドフレーム。
このスチールフレームなんですが、最近のスチール回帰の流れを見てると400のスチール採用は本当に先見の明があったなと思います。
なんでスチールに回帰しているのか、なんでこの400はスチールになったのかって話なんですが、もちろんコストの問題もあるんですが狙いはそれだけではなく、簡単に言うとアルミだと勢いよく捻れが戻ってしまうのに対してスチールだと戻る時も緩やかなんですね。
だからマシンの状態を把握しやすく、マシンに拒絶されるように弾かれる事もない。
結局コレは気難しさを与えないためで、バリエーションが3パターンもあるものソコに根ざしているから。
ワインディングからサーキットまでマルチに楽しむR、タウンユースで足つきや取り回しを考えたF、長距離ツーリングなどを考えたX。
全てはユーザーに自分にあった使い方で気軽に自然に400楽しんでもらうためにあるわけです。
主要諸元
全長/幅/高 | 2075/740/1145mm [2085/830/1235mm] {2075/780/1060mm} |
シート高 | 785mm [795mm] {785mm} |
車軸距離 | 1410mm |
車体重量 | 192kg(装) [194kg(装)] {192kg(装)} |
燃料消費率 | 28.2km/L ※WMTCモード値 |
燃料容量 | 15L [17L] {15L} |
エンジン | 水冷4サイクルDOHC二気筒 |
総排気量 | 399cc |
最高出力 | 46ps/9500rpm |
最高トルク | 3.8kg-m/7500rpm |
変速機 | 常時噛合式6速リターン |
タイヤサイズ | 前120/70-17(58W) 後160/60-17(69W) |
バッテリー | YTZ10S または FTZ10S |
プラグ ※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価 |
CPR8EA-9 |
推奨オイル | Honda純正ウルトラG1(10W-30) |
オイル容量 ※ゲージ確認を忘れずに |
全容量3.2L 交換時2.5L フィルター交換時2.7L |
スプロケ | 前15|後45 |
チェーン | サイズ520|リンク114 |
車体価格 | 699,840円(税込) [709,560円(税込)] {648,900円(税込)} ※[]内は400X仕様 ※{}内はCB400F ※ABS仕様は+2kg&49,350円 |