「MAN & MACHINE INTERACTION」
フルカウルブーム及びレーサーレプリカブームに伴いFからRへとモデルチェンジされたCBR400RのNC23型。
カムギアトレーンの水冷エンジンという非常に贅沢な専用エンジンを奢られ、フレームもアルミツインチューブで乾燥重量165kgという10kg近い軽量化。
走行性能に更に磨きがかった・・・んですが見て分かるようにとてもレーサーに見えませんよね。
当時ホンダが推していたフルカバードエアロとよばれるフレームまでも覆うカウルでどちらかというとツアラーっぽい。
でもこれにはわけがあるんです・・・というのもちょうどこの頃にホンダは
「サーキットはV4、ストリートはL4」
という方針を打ち出したから。
だから今でこそCBRといったらレーサーだけど、当時はストリートスポーツの代名詞にする狙いがあったんです。
だから性能に反して安定的な乗り味とともに快適なアクセサリーも充実。
先代よりこっちの方がCBR400Fと言ったほうがシックリ来ますよね。
ただ重ねて言いますが当時は如何にレーサーに近いかが大事だった時代だったので、万能というメリットが理解される事はなくわずか数年でモデルチェンジとなりました。
主要諸元
全長/幅/高 | 2015/685/1095mm |
シート高 | 765mm |
車軸距離 | 1380mm |
車体重量 | 184kg(装) |
燃料消費率 | 43.0km/L ※定地走行テスト値 |
燃料容量 | 16L |
エンジン | 水冷4サイクルDOHC4バルブ四気筒 |
総排気量 | 399cc |
最高出力 | 59ps/12500rpm |
最高トルク | 3.8kg-m/10000rpm |
変速機 | 常時噛合式6速リターン |
タイヤサイズ | 前100/80-17(52H) 後130/70-18(63H) |
バッテリー | FTX9-BS |
プラグ ※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価 |
C9EH-9 |
推奨オイル | – |
オイル容量 ※ゲージ確認を忘れずに |
全容量3.5L 交換時2.9L フィルター交換時3.1L |
スプロケ | 前15|後44 |
チェーン | サイズ525|リンク108 |
車体価格 | 669,000円(税込) |