「高純度パフォーマンス」
エンジンが再び新しくなり水冷となったGK73A型
今でこそGSX-Rシリーズといえば
「縦目ヘッドライト」
っていう感じだけど当時はこのウーパールーパーみたいな丸目二眼がブームで、その流れに逆らえず(というか一眼のデザインに問題があると思うんだけど)丸目二眼をキープ。
時代による姿勢の違いが面白いですね。
この頃、鈴鹿四耐(2st250と4st400の混合)やSP400を始めとしたレースが盛んになりだした事からレース向けにレースキット(シングルシート・クロスミッション・前後専用サス)を最初から組み込んだSPモデルまで用意されました。
翌1989年には通常モデルSP共にリアも17インチ化されてより現代的になり名前にRがもう一個付いてGSX-R400Rに。
ちなみにSP2というレアなグレードはSPベースなんだけどギア比がノーマルと同じでSPベースにより10万円安い69万9000円というかなりお買得なモデル。限定1000台だけどね。
そういえば車体価格の話ってあんまりしてませんでしたね。
当時を知らない若いバイク乗りの人は
「こんなハイパワーな400があったなんていい時代だなあ」
なんて思うかもしれないけど、バイトの時給が400円の時代に73万9000円(CBR400RRもFZR400もZXR400もほぼ同値)と非常に高額で、いくらブームといえど若者がおいそれと買えるバイクじゃなかった。
しかもフルモデルチェンジの嵐で値段は上がる一方。レプリカ離れの一因でもあるわけですが最近のSSと似てますね。歴史は繰り返すのか。
ということでレプリカブームは去りつつあったんだけど、スズキはまだ納得できなかったのかスポーツを諦めたくなかったのか分かりませんが、250ガンマと同じく他所が手を引こうとも歩みを止めなかったんですね。
主要諸元
全長/幅/高 | 1995/695/1110mm |
シート高 | 735mm |
車軸距離 | 1375mm |
車体重量 | 160kg(乾) |
燃料消費率 | 45.0km/L ※定地走行テスト値 |
燃料容量 | 15.0L |
エンジン | 水冷4サイクルDOHC4気筒 |
総排気量 | 398cc |
最高出力 | 59ps/12500rpm |
最高トルク | 4.0kg-m/10000rpm |
変速機 | 常時噛合式6速リターン |
タイヤサイズ | 前110/70R17(53H) 後140/60R18(64H) {前120/60R17 後150/60R17} |
バッテリー | YTX9-BS |
プラグ ※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価 |
CR8EK |
推奨オイル | スズキ純正 エクスター |
オイル容量 ※ゲージ確認を忘れずに |
2.8L |
スプロケ | 前14|後45 |
チェーン | サイズ525|リンク110 |
車体価格 | 669,000円(税別) [739,000円(税別)] ※[]内はSP ※{}内は89モデル |