ドイツの有名なスポーツカーメーカーであるポルシェ。同じドイツのVWの子会社だったり親会社だったりします。今はどちらが親か知りませんが。
そうなっている理由はVWの筆頭株主がポルシェ一族だから。複雑ですね。
まあそんな話はさておき・・・ポルシェのデザインはポルシェデザインという子会社がやっているのですが、そのポルシェデザインが手がけたSRがあります。
これはドイツのバイク誌が1979年に開いた
「Alternatives Motorrad Konzept(これからの二輪)」
というデザインコンペ大会が発端。だからコンペティションモデルであって市販はされていません。騙すような事を言ってスイマセン。
そしてヤマハのSR500をポルシェデザインがデザインしたというわけで、そのSRがこれ。
ポルシェっぽい・・・のでしょうか。アート過ぎてよく分かりませんがベースは紛れもなくSR500。
ただSRっぽさは微塵もないですねハイ。
となりのチェアが何か関係しているらしいのですがよく分からず・・・くつろげるバイクという事なのかな。
ちなみにポルシェのお膝元のドイツ・シュツットガルトにあるポルシェ博物館に展示されいるそうなので行けば見れます。
※もしかしたらもう無いかも
まあ館内は高級なポルシェだらけなのでそれどころじゃないと思います。
ちなみに自動車デザイナーによるコラボ企画はSRだけではなくもう二台ありました。
一つはスズキのGS850Gをバックトゥザフューチャーでおなじみデロリアンを始め、初代GOLFなど数々の名車を手がけてきた巨匠ジウジアーロ(イタルデザイン)がデザインしたバイク。
ロータリーエンジンバイクで有名なRE-5をデザインされていた事からの繋がりですね。
大型のフェアリングを纏い、正にコックピットでタイムトラベル出来そうなハンドルやメーター周り。映画はまだ先で6年後の1985年ですが。
そしてもう一つはアグスタのMV750SPORT。
このバイクをベースにデザインしたのはBMWのデザインを手がけていたターゲットデザインで、それがこれ。
このバイク何かに似てると思いませんか。
実はこのコンペ大会でこれを見たスズキ(谷さん)が、あまりにも卓越したデザインに衝撃を受け
「こんなバイクをウチにデザインしてくれ」
とデザイナーのハンス・ムートさんに熱烈オファー、そしてハンス・ムートさんも快く了承。
そうして生まれたのがKATANAだったりします。