CBR1100XXスーパーブラックバードの系譜

CBR1100XX
(SC35)
-since 1996-

SC35

「The World's Greatest Super Sport」

CBR1000Fの後継モデルとして登場する・・・筈だったCBR1100XX SUPER BLACKBIRDのSC35前期。

というのは当初はCBR1000Fベースで進む予定だったから。しかしそれではツアラーの延長線上で、真のリッタースポーツは作れないとしてそれまでの計画を白紙にし一から造ることに。

 

開発目標「フューチャー10」~

(1) 見てわかる性能の高さ=高性能が瞬時に感じられるデザイン

(2) 誇りを持てる造り=使うほど磨き込むほどに愛着が持てるような丁寧な造り込み

(3) 感動を生む加速=“鋭い”を上回る、感動を与える加速

(4) 俊敏なハンドリング=ミドルクラスのバイクに匹敵するコントロールしやすいハンドリング

(5) 安心して楽しめる高速性能=周囲の景色を楽しみながら高速走行が可能な安定感

(6) 信頼の制動性能=高速マシンにふさわしい制動力があり、コントロールしやすいこと

(7) 上質な振動性能=いかなる回転域でも上質な振動フィーリング

(8) ふたり乗りが楽しめる居住性=パッセンジャーをつらいふたり乗りの我慢から解放

(9) 安心の夜間走行=夜間走行においても最高性能を十分に楽しめる明るいヘッドライト

(10) 世界最速=バイク史上最速。

 

CBR1100XXのXXというアルファベットはホンダにとって究極を表すXモデル(CBXなど)の更に究極だからXX、究極の究極という意味です。

ちなみにスーパーブラックバードというのは米軍の超音速偵察機SR71通称ブラックバードが由来。

CBR1100XX表紙

もちろん本物ではないのでカタチが若干違うそうですが、何故これから名前を取ったのかというと航空機好きの設計メンバーが

「これはまるでブラックバードだ・・・」

と言い出した事がきっかけ。

CBR1100XXのフューチャー10の一つである

「見てわかる性能の高さ」

という狙いに合致するとして採用されました。

1998CBR1000F

ちなみにその航空機好きの設計メンバーというのはホンダの鈴木さんでお馴染み鈴木哲夫さん。

「もう高回転高出力の時代じゃない・・・」

と仰って軽く炎上された方です。

この方CBR1100XXの開発に関わっていたんですよ。2stの倍回る非常識な超高回転エンジンのVT250Fの開発責任者でもありました。そんな人が言ったと知ると少し考えされますね。というかその通りな時代になったわけですが。

 

では肝心のCBR1100XXの開発責任者は山中勲さんです。

ホンダでバイクの開発がしたくてホンダに入るもカブのスイッチを取り付けるライン工からスタートし、CB750FやVF750~VFR750F、GL1500などの開発責任者や車体責任者を歴任された方。ホンダの方で手記も書かれています>>熱き心で夢を創らん

山中勲さん

だいぶ話がそれました。

ZZR1100を皮切りに始まったリッタースポーツ競争が加熱し、時速300km/hを超えるのも時間の問題だと彼方此方で言われていた時代。

そんな中でずっと沈黙していたホンダが出したリッターオーバースーパースポーツという事で、否が応でも最高速ばかりが注目されてしまったのですが、フューチャー10に書かれている通りCBR1100XXは最高速だけを目指したバイクではない。

CBR1100XX透視図

「全ての面で速くて、楽しくて、かっこいい」

を目指して作られた文字通りスーパーなバイクなんです。

エンジン:水冷4サイクルDOHC4気筒
排気量:1137cc
最高出力:
165ps/10000rpm
最大トルク:
12.7kg-m/7250rpm
車両重量:256kg(装)

系譜図

SC21 1987年
CBR1000F
(SC21)
sc24 1989年
CBR1000F
(SC24)
sc31 1993年
CBR1000F
(SC31)
sc35 1996年
CBR1100XX
(SC35前期)
sc35-2 1999年
CBR1100XX
(SC35中期)
X11 1999年
X11
(SC42)
sc35-3 2001年
CBR1100XX
(SC35後期)

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