スーパーカブ50/110(AA09/JA44) -since 2017-

AA09

再び熊本工場での生産&丸目という原点回帰したスーパーカブ/プロのAA09/AA07とスーパーカブ110/PROのJA44/JA42。

累計生産台数一億台達成が大きく話題になりました。

2017スーパーカブ50

若干リトルカブの面影があるファッショナブルな見た目になっていますね。

ちなみに125で最も多様性があるとして人気だった派生のクロスカブも少し遅れてJA45へモデルチェンジ。

2018クロスカブ110

そして更にこの代から50cc版となるクロスカブ50(AA06)も登場しました。

クロスカブ50

110との違いはPROと同じ小回りに優れる14インチホイールを履いています。なんか凄くオシャレな郵政カブみたい。

ちなみにC125という派生と言うよりメモリアル的なモデルも出る予定。

C125

これは系譜を見てもらえると分かる通り、スーパーカブの125版というより初代スーパーカブC100のリボーン的なモデルでしょう。

キャストホイールとディスクブレーキが斬新ですが。

まあこれは出たら改めて書くとして話を戻すと、この代のスーパーカブは見た目だけでなくエンジンも大きく変わっています。

いわゆるフリクションロスという抵抗を減らしてパワーと燃費を稼ぐ改良が加わっているんですが、中でも特徴的なのがスパイニースリーブというやつ。

燃焼室を形成している筒であるスリーブは熱膨張しにくい鉄で出来ているのに対し、エンジンの外枠を担っているブロックは熱膨張しやすいアルミで出来ている。

つまり熱膨張性が違うので熱くなってくると円に歪みが生まれ燃焼に悪影響がある。

スパイニースリーブ

その歪みを抑えるために内側の鉄にアンカーを仕込んでアルミ側に食い込ませる事で、アルミが膨らみ始めると内側の鉄も引っ張られて膨らみ円の形が崩れないというわけ。

これに合わせてモリブデンコートスカートや窒化ピストンリングなどピストンやピストンリングも最先端の物になっています。

まあこういう小難しい話は前置きで、大事なのは今まで実質オイルフィルターレスだったのがスクーターと同じ交換式オイルフィルターになったこと。

オイルフィルター

オイル内にあるゴミをキャッチして綺麗にするフィルターがカブとしては初めて付きました。

結局なにが言いたいのかというと、いま説明してきたフリクションロス軽減の為のエンジン一新によってコンディションが少しだけどシビアになったという事。

一番影響を受けるクランクの軸受は変わっていないようなので本当にほんの少しだけど、性能が良くなった分だけ乗りっぱなしは駄目よという話です。

JA44

良い方に捉えると、ちゃんと交換していれば今まで以上に持つ様になったとも言えるんだけどね。

スーパーカブというとカブ伝説が有名だと思います。

「サラダ油でも走る」

とか

「水没しても走る」

とか聞いたことあるかと。

発端はディスカバリーチャンネルだと思いますが、サラダ油でも走るのは別にカブに限った話じゃないです。

例えばレース用のオイルは植物油でサラダ油に毛が生えた程度の物を使ったりしている。ただ市販車でそれをすると潤滑不足で最初は良くてもしばらくすると焼き付く。

水没も同じで、万が一エンジンに水が入った状態からエンジンを掛けるとウォーターハンマー現象で(コンロッドが曲がって)廃車の恐れがあります。

だからあんまり鵜呑みにしないようにね・・・無粋な話ですが。

2017スーパーカブ110

ただし

「スーパーカブはとっても頑丈」

というイメージが定着しているのは本当に頑丈だったからなのも事実。

これはホンダがプライドを持って作っているからです。

最後に少し前までホンダの二輪事業責任者だった梨本さんの小話を。

自動車が好調だったある日、本田宗一郎の一番弟子で最初期からエンジニアとしてホンダを支えた二代目社長の河島さんに

2017スーパーカブ110

「バイクにおけるホンダらしさって何だ?そこらへんをしっかり決めておけよ。」

と言われた事があると仰っていました。

そして梨本さんは色々と考えた結果

「信頼性の高いモノづくりこそホンダらしさ」

という結論に至り、それをこう言い表しました。

C100

「ホンダらしさとはスーパーカブだ」

主要諸元
全長/幅/高 1860/695/1040mm
シート高 735mm
車軸距離 1210mm
[1205mm]
車体重量 95kg(装)
[98kg(装) ]
燃料消費率 69.4km/L
[67.0km/L]
※WMTCモード値
燃料容量 4.3L
エンジン 空冷4サイクルOHC単気筒
総排気量 49cc
[109cc]
最高出力 3.7ps/7500rpm
[8.0ps/7500rpm]
最高トルク 0.39kg-m/5500rpm
[0.87kg-m/5500rpm]
変速機 常時噛合式四速リターン
※停止中のみロータリー
タイヤサイズ 前60/100-17(33P)
後60/100-17(33P)
[前70/90-17(38P)
後80/90-17(44P)]
バッテリー GTZ4V
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
CPR6EA-9S
推奨オイル Honda純正ウルトラG1(10W-30)
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量1.0L
交換時0.8L
スプロケ 前13|後46
[前14|後35]
チェーン サイズ420|リンク106
[サイズ420|リンク100]
車体価格 232,200円
[275,400円]
※[]内は110
系譜図
カブ号F型1952年
Cub F号
初代C1001958年~
SuperCub
C100
1964年式1966年~
SuperCub
C50/65/70/90
1971年式~1971年~
SuperCub
C50/70/90
1980年式~1980年~
SuperCub
50/70/90
2000年式1997年~
SuperCub
50/90
2008年式2008年~
SuperCub
(AA01/JA07)
2012年式50/1102012年~
SuperCub
(AA04/JA10)
2017年式50/1102017年~
SuperCub
(AA09/JA44)

コメントを残す