
「レジャーをより楽しく」
国内で一番最初に販売された1967年からのモンキーことZ50M型。
スーパーカブエンジンのOHC化に合わせて登場となりました。

さて・・・そもそもモンキーが国内でどの様な謳い文句で売っていたのかご存じない方も多いと思うので説明すると、モンキーは車載バイクとして発売された経緯があります。

『車に詰めるバイク』
というと今ではすっかりモトコンポの専売特許の様になっていますが、一番最初に始めたのは何を隠そうこのモンキー。
そのためハンドルやシートを折りたたみ式にしているだけでなく、キャブレターも横積みしても大丈夫なように排出ドレンが設けられ燃料タンクも漏れ防止キャップを装備しています。

更には積載用のアタッチメントまで別売りで用意されていました。
では何故これほど積載バイクとしての知名度がないのかというと・・・実はこのモンキー日本では驚くほど売れなかったんです。
この頃というのはまだ原付といえば移動手段でスーパーカブの時代だった上に、Z50M型はそのスーパーカブよりも1万円ほど高かった。
だから本当に今以上にお金持ちか物好きな人しか買わなかったんです。

今でこそ日本初であり5インチでもあるZ50Mを欲しい人は多くプレミアが付いていますが、当時はまだ欧米の様にレジャーバイクを楽しむ余裕が無かったんですね。
主要諸元
| 全長/幅/高 | 1,145/610/790mm |
| シート高 | – |
| 車軸距離 | 875mm |
| 車体重量 | 47.5kg(乾) |
| 燃料消費率 | 不明 |
| 燃料容量 | 2.5L |
| エンジン | 空冷4ストローク SOHC2バルブ単気筒 |
| 総排気量 | 49cc |
| 最高出力 | 2.5ps/6000rpm |
| 最高トルク | 0.31kgf-m/5500rpm |
| 変速機 | 常時噛合式3速リターン |
| タイヤサイズ | 前後4.00-5-2PR |
| バッテリー | – |
| プラグ ※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価 |
– |
| オイル容量 ※ゲージ確認を忘れずに |
– |
| スプロケ | – |
| チェーン | – |
| 車体価格 | 63,000円(税別) |








