モンキー125(JB02)-since 2018-

モンキー125

「THE SMILE MACHINE」

2018年に登場した新世代モンキーことMONKEY125/JB02型。

その数字からも分かる通り125ccとなりそれに合わせてボディもワンサイズ大きくなりました。

モンキー125デザイン

大きくなったといってもそれでも125ではかなり小さい方なんですけどね。

ちなみに灯火系はすべてLEDという豪華さ。

ベースとなっているのは先に出ていたGROMなわけですが、これがまたよく考えられている。

モンキー125とGROM

いわゆるキビキビ系のグロムをそのままモンキーにしてもイメージに合わないという事で吸排気系やマッピング、更にはステムやリアフレームや足回りなどを新たに設計し直してトコトコ感を強調する変更をしています。

モンキー125フレーム

しかしその一方でクランクケースを始めとした各部のマウントやステー位置は極力グロムから変えない様にしている。

これはグロムと親和性を高めることでカスタムマーケットを広げるの事が狙い。

さて・・・このモンキーが出たときに色々と賛否両論あった事を覚えている人も多いかと思います。

ただ間違いなく言えるのは

「モンキーは本当はもう終わっていた」

という事。

この125化は何とかモンキーを存続させる方法はないか考えた末に造られた意味合いが強いです。

というのも50ccというのは規制とコストに加えほぼ日本でしか売れないので厳しいものがある。だからモンキーも既に2018年モデルで終わることがずっと前から決まっていた・・・そこで頼ったのがタイ。

タイホンダ

タイはいま若者の間でストリートバイクが絶大な人気を誇っています。

発端はカワサキのKSRでホンダがグロムを出したのもそれが理由。だからモンキーも受け入れてもらえるのではと2016年のタイのバンコクモーターショーにコンセプトモデルを出したところ、これが物凄い反響を呼んだ。

ここで

「タイで売れるなら存続できる」

となった。

タイの道路事情

しかし一方でアジア特にタイというのは最高時速が80km/hでみんなビュンビュン飛ばすので50ccでは絶対に売れない。

だから125ccになったんです。タイだけで年間1万台の販売を予定しているんだとか。

ちなみにそんなモンキー125ですが、実はタイではバイク屋では売っていません。

タイのカブハウス

『Cub house』

と呼ばれるコーヒーやらホットドッグやらアパレルやらまで売ってるショップでのみC125と並んで販売されています。

カブハウスの店内

これは若者向けにライフスタイル兼ファッションアイテムとしてバイクに付き合ってもらおうという考えから・・・本当に最近のアジア凄いですね。

ちなみに信じられないかもしれませんがカスタム文化なども既に日本よりインドネシアやタイなどの方が遥かに上です。だからカスタムマーケットも急速に大きくなるのではないかと思います。

さっきからタイの話ばかりになっていますが125ccは世界中で売る事も出来るのでモンキー125はグローバルモデルとなり欧州などでも再び販売される様になりました。

UKモンキー

ただその中でタイの次に大事な主要マーケットが何処かと言うと実は日本なんです。

つまりタイだけを見て造ったわけではない。

確かにモンキー125はそれまでのモンキー50とは大きく異なります。それはサイズ感を始めとした車体構成から見てもそう。

monkey

どれだけカスタムパーツが増えようがどれだけ弄ろうがモンキー125はミニ四駆の延長線上の様なモンキー50の代わりにはなれない。

でもそれは反対に言うとどれだけモンキー50を弄ってもこの125にはなれない事でもある。

ホンダモンキー125

このモンキーの最大の強みはそこ。

『最初から125として設計されている』

という事です。

4miniなどを弄った事がある人なら分かると思いますが、もともと50ccのバイクをボアアップやら燃調やらでスケールアップさせるとどうしても信頼性やメンテナンス性にシワ寄せが起こる・・・そして沼にハマる。

それは4mini筆頭であるモンキーも例外ではなく、結果としてモンキー50時代の晩年には

『カブ110エンジンにスワップ(載せ替え)』

というものまで流行りました。最初からメーカー謹製のものを載せれば何も悩まされる事がないからです。

要するにこのモンキー125はそれを最初からやった形。

そしてフレームや足回りも合わせてあるからオイル管理も異音も足回りも何一つ不安も心配もいらない。

ニューマイトレンドモンキー125

これがモンキー125の強み。

確かに弄るモンキーではなくなったけど代わりに

『自由にトコトコ走れるモンキーになった』

という話。

その考えを最も裏付けるのがこのシート。

モンキー125のシート

一見するとなんてことないシートですが、実はこれゴールドウィングと同じ高密度ウレタンを使った凄く良いシートなんです。

狙いはもちろんどんな道でもトコトコと、何時間でも何kmでもトコトコと行けるようにするため。

「なんで一人乗りなんだ」

と思うかも知れませんが、それはモンキーらしさを優先したから。

これはハンドルもそうです。

モンキー125サイド

従来のモンキーの特徴の一つが折りたたみ式ハンドルでしたが、125でこれを採用するとなるとモンキーらしさが損なわれてしまう。

「モンキーらしさか伝統か」

これを採用するか採用しないかで大いにモメたものの

「125を抱えて積む人は居ないだろう」

という事で廃止しモンキーらしさ優先。

もう一つはフェンダー。

モンキー125のフェンダー

モンキー125は今どき珍しいスチールメッキフェンダーを採用しているんですが、当初は操舵重量の問題からスチールを止めてプラスチックになる予定でした。

しかし

「やっぱりスチールの方がモンキーらしい」

ということでフロント周りを途中で一から見直して何とかを実現。

モンキー125イタリア仕様

モンキーのステム周りがグロムと大きく変わっているのはこのスチールフェンダーを意地でも採用するためだったりするんです。

アップマフラーにするために曲がりくねっているエキパイだってそうです。

モンキー125エンジン

例え125になろうとモンキーらしさを失わない為にこうなってる。

モンキー125が何処からどう見てもモンキーなのはこういった細かい配慮があるからなんです。

「さっきから言ってるけど”モンキーらしさ”って何だ」

って話ですがこの”モンキーらしさ”こそホンダが初代モンキーからずっと何よりも大事にしてきた事。

欧州仕様モンキー125

「見てるだけでワクワクする」

そう思えるバイクがモンキーなんです。

主要諸元
全長/幅/高 1,710/755/1030mm
シート高 775mm
車軸距離 1155mm
車体重量 105kg(装)
[107kg](装)
燃料消費率 67.1km/L
※WMTCモード
燃料容量 5.6L
エンジン 空冷4ストローク
SOHC2バルブ単気筒
総排気量 124cc
最高出力 9.4ps/7000rpm
最高トルク 1.1kgf-m/5250rpm
変速機 常時噛合式4速リターン
タイヤサイズ 前120/80-12 65J
後130/80-12 69J
バッテリー YTZ5S
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
CPR6EA-9/U20EPR9
または
CPR7EA-9/U22EPR9※高速
推奨オイル ウルトラG1(10W-30)
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量1.1L|交換時0.9L
スプロケ 前15|後34
チェーン サイズ420|リンク98
車体価格 399,600円(税込)
[432,000円(税込)]
※18年モデル
※[]内はABS
系譜図
Z1001961年
MONKEY
(Z100)
輸出向けMONKEY1963年
MONKEY
(CZ100)
Z50M1967年
MONKEY
(Z50M)
通称:5インチ
Z50A1969年
MONKEY
(Z50A/Z)
通称:ビンテージ
4L1974年
MONKEY
(Z50J)
通称:4L
6V1978年
MONKEY
(Z50Jz-I/A-Z50J)
通称:6V
12V1992年
MONKEY
(A-Z50J後期/BA-AB27)
通称:12V
インジェクション2009年
MONKEY
(JBH-AB27)
通称:FI
125monkey2018年
MONKEY125
(JB02)
通称:125

モンキー(JBH-AB27)-since 2009-

FIモンキー

「MY BEST SMALL」

2008年をもって一旦は生産終了となったものの2009年に復活を果たした国内としては六代目となるモンキー。

それまでのアメリカンチックなタイプからZ50M~4L時代の様なトレールチックに回帰したんですが、一番の変更点は何といっても排ガス規制に対応するためFI化された事。

インジェクションモンキー

そのため

『FIモンキー』

または

『インジェクションモンキー』

と呼ばれています。

排ガス規制に対応しながら何気に馬力も0.3馬力上がっているわけですが、FI化に伴い車体が大幅に見直された結果『モンキー』というバイクの立ち位置が少し変わりました。

初代とFIモンキー

電子制御化とそれに合わせた大幅な車体の変更によってモンキーの武器であり財産でもあった無数のカスタムパーツの互換性が無くなってしまいました。

加えて排ガス対応へのコストや原付一種の低迷などで車体価格も29万円とそれまでの1.5倍に・・・これによりモンキーのカスタム離れが起こってしまったわけです。

カスタムの悪循環

少し厳しい事を言うと既存のモンキー層にこの事実は受け入れがたかった。

しかしキャブ時代のモンキーは既にプレミア価格・・・その結果なにが起こったかというと10万円ほどで買える中国製のコピーモンキー(キットバイク)が人気となりました。

中華モンキー

そもそもの設計から狂っていたりするのでお世辞にもそのまま乗り出せる完成度ではないのですが、いわゆる4mini層にとってそれは弄る楽しみの一つなのでメリットであってデメリットではない。

しかもコピーだから既存のモンキーが築き上げてきた財産である多くのカスタムパーツが流用できる。まさに玩具として完ぺきだったという話。

ただ本当にこのFIモンキーは凄いんですよ。

電子制御燃料噴射であるインジェクションにするということは単純に加圧ポンプを加えるだけでなく、計算して吹くための各種センサーや高度な演算をするECUが必要となる。

FIモンキーのセンサー

250や400ですら悲鳴を上げるこれらのスペース問題を、このモンキーは大きく見た目を変えることなくやってのけてるわけです。

触媒付きエキゾーストなんてこんな状態。

FIモンキーのエキパイ

管長を取りつつ、ドレインボルトを避けつつ、モンキーらしいアップマフラーにするためにここまでやってる。

なんでここまでしたかと言えば

歴代モンキー50

「モンキーらしさを守るため」

でしょう。

だからもうこのFIモンキーは玩具というより工芸品と言ったほうがいいかも知れない。

そんなFIモンキーも限定モデルが数多く出たのでご紹介。

2011ブラックFIモンキー

2011年にはメッキのコンビネーションが冴えるブラックモンキー。

CRリミテッド

2012年にはCR110(カブレーシング)をイメージしたリミテッド。

ブラックFIモンキー

2013年にはオシャレなチェッカー柄のブラックモンキー。

モンキーくまモン

2014年には熊本生産されているということでくまモンバージョン。

モンキー50周年アニバーサリー

2017年には初代を彷彿とさせるチェックの50thアニバーサリー。

そして最後の限定モデルとなるのが最初に造られた銀メッキモンキーを再現した50thスペシャル。

モンキー50周年スペシャル

税別で40万円と更に高値となったのですが、ラストモンキーである事と限定500台である事から応募者殺到で倍率は90倍にまで暴騰しました。

モンキー50年

Z50としてのモンキーはちょうど50周年を迎えたこのモデルで最後になります。

モンキーシリーズ

最後までとにかくモンキーらしさを追求し続けた50年でした。

主要諸元
全長/幅/高 1,365/600/850mm
シート高 660mm
車軸距離 895mm
車体重量 68kg(装)
燃料消費率 100km/L
※定地走行テスト
燃料容量 4.3L
エンジン 空冷4ストローク
SOHC2バルブ単気筒
総排気量 49cc
最高出力 3.4ps/8500rpm
最高トルク 0.35kgf-m/5000rpm
変速機 常時噛合式4速リターン
タイヤサイズ 前3.50-8 35J|後3.50-8 35J
バッテリー FTR4A-BS/YTR4A-BS
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
CR6~7HSA
U20/U22FSR-U
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量0.8L
交換時0.6L
スプロケ 前13|後31
チェーン サイズ420|リンク74
車体価格 289,800円(税別)
※09年モデル
系譜図
Z1001961年
MONKEY
(Z100)
輸出向けMONKEY1963年
MONKEY
(CZ100)
Z50M1967年
MONKEY
(Z50M)
通称:5インチ
Z50A1969年
MONKEY
(Z50A/Z)
通称:ビンテージ
4L1974年
MONKEY
(Z50J)
通称:4L
6V1978年
MONKEY
(Z50Jz-I/A-Z50J)
通称:6V
12V1992年
MONKEY
(A-Z50J後期/BA-AB27)
通称:12V
インジェクション2009年
MONKEY
(JBH-AB27)
通称:FI
125monkey2018年
MONKEY125
(JB02)
通称:125

モンキー(A-Z50J後期/BA-AB27)-since 1992-

12Vモンキー

「小さな体で、大きな楽しさ。」

1992年からのA-Z50J後期型。

見た目はほとんど変わっていませんが電装が6Vから12Vになった事から

『12Vモンキー』

と呼ばれています。

モンキーは数年毎に不具合を潰すようなマイナーチェンジを重ねているんですがこの代で

・12V化

・CDIマグネット点火

・カムシャフトにボールベアリング採用

などの大掛かりな変更が施されたことで完成度が非常に高くなり、以降は細かい変更のみなのでモンキーの中で弄るなら一番ベターなモンキーと言われています。

A-Z50Jカタログ

1999年モデルからは排ガス規制に合わせてブローバイガスの還元装置を装着したBA-AB27型に型式が変更。

12Vモンキーも6V世代に負けず劣らず個性的な限定&派生モデルが多いです。

その筆頭となるのがこれ。

モンキーバハ

『モンキー バハ ※初年度は6V』

ランドスポーツとして人気だったBAJAをそのままモンキーサイズに収めたモデル。

BAJAとモンキーBAJA

ちなみにこのモデルは北米向けモンキーであるキッズトレールZ50Rを手がけたプロジェクトリーダーの自主製作がキッカケ。

z50r

日本でもこういったモデル、こういう思わずトレッキングしたくなるモンキーを造れないかと考え、試しにXRのヘッドライトを始めとしたトレール部品を切った貼ったしてみたら意外とイケる事が分かった。

XLRモンキーに

しかしこれだけではどうもインパクトに欠ける。見ただけで思わず走りたくなるには遠い。

そこで

「インパクトといえばBAJAだ」

という事でBAJAの顔を真似てみたら社内でも好評で商品化されたという話。

モンキーバハカタログ

もちろん単に見た目だけBAJAにしただけではなく、ちゃんとヘッドライトやハンドルやフロントフォークにプロテクターを備えてある上にバッテリーレスにまでしている結構本格仕様。

更にホンダのアクセサリー部門であるホンダアクセスもこれに悪乗り・・・じゃなくて応えてこんなオプションを発売しました。

モンキーアフリカ

『モンキーアフリカ』

一体型のビッグタンクと小物入れリアシートに加えてアンダーガードと正にアフリカツインな外装キット。

「ビッグタンクでガス欠とおさらば」

と思いますが実はこれただのカバーで本当にビッグタンクになってるわけではありません・・・完全にお遊び。

ちなみに1988年をもって生産終了となったゴリラも1998年に10年ぶりに復活。

1998ゴリラ

「ただいま。」

「おかえり、ゴリラ。」

という掛け合いが何ともホッコリしますね。

お次はモンキーの限定モデルたち。

二代目ゴールドモンキー

1996年には二代目となるゴールドモンキー。

30周年モンキー

1997年には初代をイメージしたチェックカラーがオシャレな30周年記念車。

ミレニアムモンキー

2000年にはミレニアムを記念して出された特別塗装の新春スペシャルモンキー。

CB1100RモンキーとFTRモンキー

2001年にはCBカラーの由来であるレーサーCB1100Rのカラーと、若者に爆発的な人気だったFTRトリコカラーのモンキー。

CB750FOURモンキー

2002年には説明不要の名車CB750FOURの初期型であるK0カラーのモンキー。

CBXモンキー

2003年にはCBXカラーのモンキー・・・カタログまでパロってる。

スペンサーモンキー

2004年には天才スペンサーカラーに加えてサインシールまで入ったモンキー。

三代目シルバーモンキー

2005年には再びやりすぎモンキーこと銀メッキのモンキー。

そして最後となる2007年には40周年を記念したモンキー。

40周年モンキー

などなど多種多様なモデルが発売されました。

変更点を分かりやすくするため系譜上6Vと12Vを分けていますが、このティアドロップタンク世代は大きく変わることなく実に30年も続いたホンダの中でも異例のロングセラーご長寿モンキーでした。

主要諸元
全長/幅/高 1,360/600/850mm
シート高 660mm
車軸距離 895mm
車体重量 63kg(装)
燃料消費率 90km/L
※定地走行テスト
燃料容量 4.5L
エンジン 空冷4ストローク
SOHC2バルブ単気筒
総排気量 49cc
最高出力 3.1ps/7,500rpm
最高トルク 0.32kgf-m/6000rpm
変速機 常時噛合式4速リターン
タイヤサイズ 前3.50-8 35J|後3.50-8 35J
バッテリー FTR4A-BS
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
CR6HSA
[CR5~7HSA]
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量0.6L|交換時0.6L
スプロケ 前13|後31
チェーン サイズ420|リンク74
車体価格 179,000円(税別)
※93年モデル
系譜図
Z1001961年
MONKEY
(Z100)
輸出向けMONKEY1963年
MONKEY
(CZ100)
Z50M1967年
MONKEY
(Z50M)
通称:5インチ
Z50A1969年
MONKEY
(Z50A/Z)
通称:ビンテージ
4L1974年
MONKEY
(Z50J)
通称:4L
6V1978年
MONKEY
(Z50Jz-I/A-Z50J)
通称:6V
12V1992年
MONKEY
(A-Z50J後期/BA-AB27)
通称:12V
インジェクション2009年
MONKEY
(JBH-AB27)
通称:FI
125monkey2018年
MONKEY125
(JB02)
通称:125

モンキー(Z50Jz-I/A-Z50J)-since 1978-

6Vモンキー

「遊び心をかきたてる、粋なバイク」

恐らく多くの人がモンキーといえばコレだと思うであろうZ50Jz-I型。

この代までが6V電装な事から

『6Vモンキー』

と呼ばれています。

6ボルトモンキー

特徴は何と言ってもティアドロップ型5Lガソリンタンクに大きいシートなど、それまでのトレール系からアメリカン系へとイメージチェンジされた事。

他にもシートやキャリア、マフラーガード、ウインカー、ヘッドライト等などほぼ全面的に見直されています。

ちなみになんでアメリカンにしたのかというと当時の日本がアメリカンブームだったから。

Z50Jz-Iカタログ

それにあやかる形のモデルチェンジだったんですが奇跡の様なバランスでモンキーにベストマッチ。アメリカンという事でカスタムの幅も大きく広げる事となり非常に人気が出ました。

勢いが出たことでこの代では様々な亜種と呼べるモデルが誕生しました。

モンキーR

『モンキーR/A-AB22』

1987年に登場したツインチューブフレームにセパハンにテレスコサスとチューブレスタイヤとかなりの本格的な車体に加え、専用チューニングされた4.5馬力エンジンを搭載している最速モンキー。

モンキーRT

こちらはアップライトのハンドルとフェンダーを備えたRTモデル。

さぞや人気が出ただろうと思いますが、実はこれ全く売れませんでした。原因は同時期に通称Nチビでお馴染み7.2馬力もある本気の2st原付スポーツNSR50が出たから。

そのせいかモンキーの中でもかなりのプレミア物。

そして忘れてはいけないのが6Vモンキー登場と同時に出たこれ。

ゴリラ

『GORILLA』

ですね。

逞しい9Lも入る大型タンクに加えて前後キャリーを装備。更にはマニュアルクラッチまで搭載装備とモンキーを更に自走寄りにしたモデル。

モンキーとゴリラ

自走傾向が強い事もあってかゴリラは非常に人気となり、1988年までモンキーと併売される事になりました。

話をモンキーに戻すと、この代からは様々な派生モデルに負けないようモンキー自身も限定モデルが登場した事でも有名ですね。

その記念すべき第一弾となるのが発売翌年1979年に出た初代シルバーモンキーことモンキーLTD。

モンキーリミテッド

普通ならドン引きされるようなほぼ全てが銀メッキのモンキー・・・価格は標準の3万円高の13万円。

シリーズ初となる4MTを採用したハンドクラッチ版に至っては3万8千円高だったにも関わらず大ウケしあっという間に完売。今や幻扱いを受けるほどです。

東京リミテッドモデル

非常に好評だった事から1981年には再び銀メッキの『東京リミテッドモンキー』を販売。

そして遂には1984年に発売されたこれ。

ゴールドモンキー

『ゴールドモンキー』

全身金メッキのド派手なモンキー。

見た目だけでなく2.6馬力から3.1馬力に上げられた新型エンジン(A-Z50J型/通称Gクランク)の先行タイプでもあり、お値段139,000円。

金モンキー

関東やショップ限定だった銀メッキモンキーとは違い、初の全国販売モデルで5000台限定が即完売。

今もプレミアが付いていますが実はこれ日本より海外の方がプレミア価値があったりするそう。

更に3.1馬力モデル(A-Z50J型)以降も88年にはホワイト基調の限定モデル。

ホワイトモンキー

『ホワイトモンキー』

を発売。

そして90年には反対にブラックで統一した

ブラックモンキー

『ブラックモンキー』

などが登場しました。

主要諸元
全長/幅/高 1,340/600/845[850]mm
シート高 不明
車軸距離 895mm
車体重量 63kg(装)
燃料消費率 65km/L
※定地走行テスト
燃料容量 4.0L
エンジン 空冷4ストローク
SOHC2バルブ単気筒
総排気量 49cc
最高出力 2.6ps/7000rpm
[3.1ps/7500rpm]
最高トルク 0.3kgf-m/5000rpm
[0.32kgf-m/6000rpm]
変速機 常時噛合式3速リターン
常時噛合式4速リターン(MT)
[常時噛合式4速リターン]
タイヤサイズ 前3.50-8 2PR|後3.50-8 2PR
バッテリー 6N2A-2C
[6N2A-2C-4]
{6N2A-2C-4}
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
C5HA/U16FS-L
[C5HSA/C6HSA]
{CR6HSA}
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
規定量0.8L
スプロケ 前12|後37
{前12/後31}
チェーン サイズ420|リンク76
車体価格 79,000円(税別)
※74年モデル
[119,000円(税別)]
※[]内は85以降モデル
※{}内は88以降モデル
系譜図
Z1001961年
MONKEY
(Z100)
輸出向けMONKEY1963年
MONKEY
(CZ100)
Z50M1967年
MONKEY
(Z50M)
通称:5インチ
Z50A1969年
MONKEY
(Z50A/Z)
通称:ビンテージ
4L1974年
MONKEY
(Z50J)
通称:4L
6V1978年
MONKEY
(Z50Jz-I/A-Z50J)
通称:6V
12V1992年
MONKEY
(A-Z50J後期/BA-AB27)
通称:12V
インジェクション2009年
MONKEY
(JBH-AB27)
通称:FI
125monkey2018年
MONKEY125
(JB02)
通称:125

モンキー(Z50Jz-I)-since 1974-

MONKEY Z50J

「小さなモンキー、中身は大物。」

モンキーというバイクを広く認知させるキッカケとなったと言える三代目モンキーことZ50J型。

『4Lモンキー』

という愛称からも分かる通り、4Lの台形タンク(通称おむすびタンク)が特徴です。

4Lモンキー

フレームもリジッドからSHOWAの二本サスを備えたスイングアーム式になりタイヤもブロックタイヤに変更など、先代にも増して車載を前提とした造りではなく自走を前提とした造りになりました。

他にもマフラーを変更しトルクをアップさせるなどスポーツ性も向上しています。

Z50Jカタログ

この頃になると日本国内でも高度経済成長のおかげでトレール(トレッキング)ブームに加えレジャーブームなどバイクを『遊びの道具』として捉える人が増えてきた事もあって人気が急上昇。

Z50Jディティール

ただそれでも実はこのモンキーもメインターゲットは北米だったりします。

当時北米では50ccのレースやキッズトレールなどが人気を呼んでいたんです。このZ50J型はそんな北米向けZ50A型の日本版という立ち位置。

Z50Jディティール

その狙いは見事に的中しアメリカで大ヒット。

それに加えて日本でもやっと、三代目にして遂にヒットしたことでモンキーは世界中で愛される50ccバイクとなりました。

ちなみにアメリカの大手バイク誌であるモーターサイクリストではモンキーの事を

「もっともバイク中毒者を出したモデル」

とか言われています。

主要諸元
全長/幅/高 1,325/615/855mm
シート高 不明
車軸距離 895mm
車体重量 61kg(装)
燃料消費率 65km/L
※定地走行テスト
燃料容量 4.0L
エンジン 空冷4ストローク
SOHC2バルブ単気筒
総排気量 49cc
最高出力 2.6ps/7000rpm
最高トルク 0.3kgf-m/5000rpm
変速機 常時噛合式3速リターン
タイヤサイズ 前3.50-8 2PR|後3.50-8 2PR
バッテリー 6N2A-2C
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
C5HA/U16GS-L
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
規定量0.8L
スプロケ 前12|後37
チェーン サイズ420|リンク76
車体価格 79,000円(税別)
※74年モデル
系譜図
Z1001961年
MONKEY
(Z100)
輸出向けMONKEY1963年
MONKEY
(CZ100)
Z50M1967年
MONKEY
(Z50M)
通称:5インチ
Z50A1969年
MONKEY
(Z50A/Z)
通称:ビンテージ
4L1974年
MONKEY
(Z50J)
通称:4L
6V1978年
MONKEY
(Z50Jz-I/A-Z50J)
通称:6V
12V1992年
MONKEY
(A-Z50J後期/BA-AB27)
通称:12V
インジェクション2009年
MONKEY
(JBH-AB27)
通称:FI
125monkey2018年
MONKEY125
(JB02)
通称:125

モンキー(Z50A/Z)-since 1969-

MONKEY Z50A

「ゆかいに乗れる小粒のバイク」

先代Z50Mと併売する形で登場した国内モンキーとしては二代目のZ50A型。

リアブレーキが再びハンド化される等の変更が加わったんですが一番の変更点は何と言っても足回り。

Z50Aカタログ写真

フロントにサスペンションが付いてタイヤも前後5インチから8インチへとインチアップしました。これに合わせてボディも少し大きくなっています。

これらの狙いは走行安定性を確保するため。

というのも先代が売れなかったのはまだレジャー文化が無かった事が最大の要因なんですが、それと同時に5インチで公道を走り回るのは難しいという観点から先代はバイクとしてよりも車のオプション的な扱いで販売されていました。

Z50Mのチラシ

ココらへんもモトコンポと同じですね。

しかしそれでは売れない、そしてどうも純粋にバイクとして欲しがっている人が多いという事で走行安定性を上げるモデルチェンジをしたというわけ。

そんなZ50A型なんですが実はこのモデルにはベースというか双子のようなモデルがあります。それはブロックタイヤを履いた『MINI TRAIL』という米国の子供向けトレール。

ミニトレール

このZ50A型が出る1年前に海外向けに販売されたモデルで、Z50A型はこれを公道仕様にしたもの。

実はモンキーというのはこの様に海外向けトレールの公道版というスタンスを長く取り続けています。

Z50R

ちなみにこのアメリカ向けモデルは爆発的な人気となり、その後もZ50RやXR50などトレール路線へと突き進むモデルチェンジを繰り広げていく事に。

話を国内に戻すとDAXなど兄弟車を多く展開し始めるのもこの頃からで、モンキーも部品の共有化などから70年にZ50Z型へとマイナーに近いモデルチェンジ。

Z50Z

再びフットブレーキにされたほか、フロント部分をDAXと共有化した事でボディーと分割できるセパレートタイプになりました。

このZ50A/Z型は一般的に

『ビンテージモンキー』

と言われています。

主要諸元
全長/幅/高 1,255/580/875mm
シート高
車軸距離 875mm
車体重量 55kg(乾)
燃料消費率 30km/L
※定地走行テスト
燃料容量 4.5L
エンジン 空冷4ストローク
SOHC2バルブ単気筒
総排気量 49cc
最高出力 2.6ps/7000rpm
最高トルク 0.3kgf-m/5000rpm
変速機 常時噛合式3速リターン
タイヤサイズ 前3.50-8 2PR|後3.50-8 2PR
バッテリー 6N2A-2C
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
C5HSA
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量0.6L|交換時0.6L
スプロケ 前12|後37
チェーン サイズ420|リンク76
車体価格 63,000円(税別)
系譜図
Z1001961年
MONKEY
(Z100)
輸出向けMONKEY1963年
MONKEY
(CZ100)
Z50M1967年
MONKEY
(Z50M)
通称:5インチ
Z50A1969年
MONKEY
(Z50A/Z)
通称:ビンテージ
4L1974年
MONKEY
(Z50J)
通称:4L
6V1978年
MONKEY
(Z50Jz-I/A-Z50J)
通称:6V
12V1992年
MONKEY
(A-Z50J後期/BA-AB27)
通称:12V
インジェクション2009年
MONKEY
(JBH-AB27)
通称:FI
125monkey2018年
MONKEY125
(JB02)
通称:125

モンキー(Z50M)-since 1967-

MONKEY Z50M

「レジャーをより楽しく」

国内で一番最初に販売された1967年からのモンキーことZ50M型。

スーパーカブエンジンのOHC化に合わせて登場となりました。

Z50Mの価格

さて・・・そもそもモンキーが国内でどの様な謳い文句で売っていたのかご存じない方も多いと思うので説明すると、モンキーは車載バイクとして発売された経緯があります。

Z50Mカタログ

『車に詰めるバイク』

というと今ではすっかりモトコンポの専売特許の様になっていますが、一番最初に始めたのは何を隠そうこのモンキー。

そのためハンドルやシートを折りたたみ式にしているだけでなく、キャブレターも横積みしても大丈夫なように排出ドレンが設けられ燃料タンクも漏れ防止キャップを装備しています。

Z50Mのパンフレット

更には積載用のアタッチメントまで別売りで用意されていました。

では何故これほど積載バイクとしての知名度がないのかというと・・・実はこのモンキー日本では驚くほど売れなかったんです。

この頃というのはまだ原付といえば移動手段でスーパーカブの時代だった上に、Z50M型はそのスーパーカブよりも1万円ほど高かった。

だから本当に今以上にお金持ちか物好きな人しか買わなかったんです。

Z50Mのカタログ写真

今でこそ日本初であり5インチでもあるZ50Mを欲しい人は多くプレミアが付いていますが、当時はまだ欧米の様にレジャーバイクを楽しむ余裕が無かったんですね。

主要諸元
全長/幅/高 1,145/610/790mm
シート高
車軸距離 875mm
車体重量 47.5kg(乾)
燃料消費率 不明
燃料容量 2.5L
エンジン 空冷4ストローク
SOHC2バルブ単気筒
総排気量 49cc
最高出力 2.5ps/6000rpm
最高トルク 0.31kgf-m/5500rpm
変速機 常時噛合式3速リターン
タイヤサイズ 前後4.00-5-2PR
バッテリー
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
スプロケ
チェーン
車体価格 63,000円(税別)
系譜図
Z1001961年
MONKEY
(Z100)
輸出向けMONKEY1963年
MONKEY
(CZ100)
Z50M1967年
MONKEY
(Z50M)
通称:5インチ
Z50A1969年
MONKEY
(Z50A/Z)
通称:ビンテージ
4L1974年
MONKEY
(Z50J)
通称:4L
6V1978年
MONKEY
(Z50Jz-I/A-Z50J)
通称:6V
12V1992年
MONKEY
(A-Z50J後期/BA-AB27)
通称:12V
インジェクション2009年
MONKEY
(JBH-AB27)
通称:FI
125monkey2018年
MONKEY125
(JB02)
通称:125

モンキー(CZ100)-since 1963-

MONKEY CZ100

「MONKEY BIKE」

市販車として一番最初に登場したのがこのCZ100型。

アトラクション用と同じスーパーカブエンジンを採用しつつハンドブレーキからフットブレーキ化。更にC111のフューエルタンクと大きめのヘッドライトが付いているのが特徴。

そのためこのモデルは一部では

『デカライトモンキー』

とか

『OHVモンキー』

とか呼ばれたりしています。

Z100型のページで言った通りこのモデルは完全に海外向けのモデル。

モンキーバイク

今までこれほど小さいバイクは存在しなかったので欧州で大々的に取り上げられると同時に、遊びやレジャーの道具としてまたはファッションアイテムとして一般人から芸能人まで幅広くウケました。

欧州におけるCZ100

ちなみにこの頃の海外名は

『モンキーバイク』

非常に人気だったのですがホンダ(カブエンジン)の都合で販売は僅か3年足らずだった為に総生産台数は2000台ちょっと。

加えてこのモデルは日本では販売されていないので初代にして最もレアなMONKEYとなっています。

主要諸元
全長/幅/高 1,181/508/736mm
シート高 不明
車軸距離 812mm
車体重量 47.5kg(乾)
燃料消費率 不明
燃料容量 4.2L
エンジン 空冷4ストローク
OHV2バルブ単気筒
総排気量 49cc
最高出力 4.3ps/9500rpm
最高トルク 0.31kgf-m/5500rpm
変速機 常時噛合式3速リターン
タイヤサイズ 前3.50-5 2PR|後3.50-5 2PR
バッテリー 不明
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
不明
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
不明
スプロケ 不明
チェーン 不明
車体価格 不明
系譜図
Z1001961年
MONKEY
(Z100)
輸出向けMONKEY1963年
MONKEY
(CZ100)
Z50M1967年
MONKEY
(Z50M)
通称:5インチ
Z50A1969年
MONKEY
(Z50A/Z)
通称:ビンテージ
4L1974年
MONKEY
(Z50J)
通称:4L
6V1978年
MONKEY
(Z50Jz-I/A-Z50J)
通称:6V
12V1992年
MONKEY
(A-Z50J後期/BA-AB27)
通称:12V
インジェクション2009年
MONKEY
(JBH-AB27)
通称:FI
125monkey2018年
MONKEY125
(JB02)
通称:125

モンキー(Z100) -since 1961-

初代モンキー

「Z100 monkey」

1961年に登場したモンキーの原型となるZ100型。

当時はモンキーという名前ではなく『モンキー・オート』というのが正式名称でした。

「そもそもこれ何だ」

って話ですが、このバイクはもともと多摩テックというホンダの自動車遊園地用に造られたアトラクションの乗り物。

MONKEY-Z100

スーパーカブのエンジンをパイプフレームに積み、タイヤは5インチを履いています。

それでも二速変速機構を備え時速30km出る結構本格的なものだった事に加え、無いに等しい安定性から簡単にウィリーしたり吹っ飛んだりする今じゃ絶対に許されないであろうアトラクション。

多摩テックモンキー

これは当時のホンダの若い技術者たちが

「可能な限り小さいバイクを造ってみよう」

と始めたのが発端で、それが見事にコンペを勝ち抜いた事に加えて副社長だった藤沢さんが

「子供に交通ルールを教えるのに最適だ」

と考えアトラクションとして配備される様になったわけです。

MONKEY Z100

じゃあどうしてこれが市販化される事になったのかというと、このZ100型を欧州(特にイギリスやフランス)などにホンダのPRとして少量生産したところ凄い反響があったから。

実はモンキーというのは日本ではなく海外で人気となったから発売される事になったバイクなんです。

主要諸元
全長/幅/高 不明
シート高 不明
車軸距離 不明
車体重量 不明
燃料消費率 不明
燃料容量 不明
エンジン 空冷4ストローク
OHV2バルブ単気筒
総排気量 49cc
最高出力 3.1ps
最高トルク 不明
変速機 常時噛合式2速リターン
タイヤサイズ 不明
バッテリー 不明
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
不明
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
不明
スプロケ 不明
チェーン 不明
車体価格 非売品
系譜図
Z1001961年
MONKEY
(Z100)
輸出向けMONKEY1963年
MONKEY
(CZ100)
Z50M1967年
MONKEY
(Z50M)
通称:5インチ
Z50A1969年
MONKEY
(Z50A/Z)
通称:ビンテージ
4L1974年
MONKEY
(Z50J)
通称:4L
6V1978年
MONKEY
(Z50Jz-I/A-Z50J)
通称:6V
12V1992年
MONKEY
(A-Z50J後期/BA-AB27)
通称:12V
インジェクション2009年
MONKEY
(JBH-AB27)
通称:FI
125monkey2018年
MONKEY125
(JB02)
通称:125