GSR250(GJ55D)-since 2012-

GSR250

コンセプトは「QUARTER SPORT」

先代(と言えるのか微妙だけど)GSX250E KATANAから30年近く経ってから登場したスズキ久しぶりのパラツインエンジンを積んだGSR250

このバイクは元々中国向けにスズキが作ったもので、日本やEUといった先進国へのセールスに対しては消極的というかオマケだった。

GW250

ところがそんなGSR250を見た先進国ユーザー達から思わぬ反響があり、売り出したらやっぱり反響良くてグローバルモデルに昇格したというちょっと特殊な生い立ち。

ちなみに作ってるのは中国ですけど開発設計は日本です。そのせいか中国やアメリカではGW250、EUではINAZUMA250、そして日本ではGSR250と車名も多種多様。

イナズマ250

導入が先進国の中でも比較的遅かった日本に至っても反響は大きく、蓋を開けてみたら目標販売台数の二倍以上の台数を売り2013年126~250cc部門で販売台数2位というセールスを記録しました。

もともと中国向けに作られている事から

『頑丈・安い・トルクフル』

っていう実用性のツボを完璧に押さえたバイク。

ある意味ではスズキらしいコストパフォーマンスに全力なモデルなんですがそれにしても

「これは売れる」

と自信を持って送り出したGSR兄弟のB-KINGやGSR400/600は売れず

GSR兄弟

「これは売れないだろ・・・」

と思ってた末っ子のGSR250が売れたという現実は何だかな。

主要諸元
全長/幅/高 2145/760/1075mm
シート高 780mm
車軸距離 1430mm
車体重量 183kg(装)
燃料消費率 29.2km/L
※WMTCモード値
燃料容量 13.0L
エンジン 水冷4サイクルSOHC2気筒
総排気量 248cc
最高出力 24ps/8500rpm
最高トルク 2.2kg-m/6500rpm
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前110/80-17(57H)
後140/70-17(66H)
バッテリー YTX9-BS
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
CR7E
または
U22ESR-N
推奨オイル スズキ純正
エクスター
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量2.4L
交換時2.1L
フィルター交換時2.4L
スプロケ 前14|後46
チェーン サイズ520|リンク116
車体価格 418,000円(税別)
系譜図
GSX250E1980年
GSX250E(GJ51B)
GSX250T/L1981年
GSX250L/T(GJ51A)
GSX250Eカタナ1982年
GSX250E KATANA(GJ51B)
INAZUMA2502012年
GSR250(GJ55D)
GSR250s2014年
GSR250/S/F(GJ55D)
GSX250R2017年
GSX250R(DN11A)

「GSR250(GJ55D)-since 2012-」への3件のフィードバック

  1. 足つきがよくて330㎞は余裕なくらい燃費もいいから、林道探索からツーリングまでどんな道でも一緒に走ってくれていろんな楽しみ方ができるいいバイク
    たまにはロングストロークのトルクに任せて低回転でガタガタ言わせながら走らせるのも楽しい
    壊れるまで乗り続けたい大好きなバイクです

  2. 初めてのバイクで4年6万キロ乗りました軽いメンテナンスのみで乗り倒していましたが全く故障せずトラブルも無く
    命じた通りに動いてくれた良き相棒でした
    道ですれ違うたび手放すべきでは無かったと後悔する日々

    如何なる状況に置いても使い易く、様々な人にお勧めしましたが
    中国製、数字に秀でた所無く車体の重たいのが気に召さなかったようで
    走らせてる間はそれらは気にならず
    むしろ良きに働くのは乗らないとわからないかなと思った所存
    VストロームもGSXもいい車両でしょう
    GSRの心臓を受け継いでいますから

  3. 得てしてそんなモンです。
    ギャグでも狙って行くと大抵スベる。

    我々ライダーの性として見た目や性能の派手さに引かれがちですが、実際に乗るならこのモデルの様な、質実剛健清廉実直なバイクが長く付き合えると思います。
    色々な機能がゴチャゴチャ付いていてもどうせ面倒くさくなって使わないんだから、極力シンプルなバイクが良いんです。
    こういうモデルを出してくれるスズキに好印象を持っています。

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