YZF-R25(1WD/2WD)-since 2014-

YZF-R25

「日常で乗れるスーパースポーツ」

ヤマハとして何年ぶりになるのか分からないくらい久しぶりに登場した250ccニューモデル。

最初に話題となったのは2013年の東京モーターショーへの出展だったと思いますが一時期はこのR25の話題で持ちきりでした。

YZF-R25コンセプト

そもそもヤマハは

「国内モデルはもう無理」

というアナウンスを2000年代後半にしていました。ではどうしてここに来て250ccのニューモデルを出したのかと言うと、実はこのクラスがグローバルモデルになったから。

YZF-R25コンセプトスケッチ

我々にとってはエントリークラスである一報で、いま一番熱いアジアにとっては実質トップクラスでもあるわけです。

だからこそ出すことが出来たというわけ。

YZF-R25メーター周り

主な特徴としては

・マルチファンクションメーター

・逆スラント二眼ヘッドライト

・LEDテール

・非対称スイングアーム

・ダイヤモンドフレーム

・並列二気筒180度クランク

などなど。

YZF-R25各部

中でもエンジンはYZF-Rシリーズらしく

『36ps/12000rpm|2.3kg-m/10000rpm』

というクラストップのパワー・・・なんですが、排気量から見ても分かる通りお世辞にも低速トルクがあるわけじゃないし、ハイギヤードだからギアチェンジの頻度もかなり上がる。

しかしR25の凄い所はそれが決して扱いづらさに直結していないという事。

2015YZF-R25

実はR25で一番煮詰められた部分はピークパワーではなくここ。

アクセル開度による空気流入量の変化による”もたつき”を徹底的に潰して扱いやすさを生み出してるわけです。

そしてもう一つ大事なのがそれに合わせられる車体。

YZF-R25フレーム

・スチール鋼管のトラスフレーム

・41mm径インナー正立フォーク

・リンクレスモノサス

などなどハッキリ言うと何か画期的な装備が付いているわけではなく非常にオーソドックスな造り。

でもそれはつまりヤマハが既に熟知している技術という事でもあり、ハンドリングとフィーリングを煮詰める事をより容易にした。

YZF-R25青

つまりYZF-R25というバイクは

『回しやすいエンジン』

とそれに合わせられる

『フィーリングの良い車体』

によってスポーツライディングが非常にしやすいバイクになっているという事。

YZF-R25スポーツ

「毎日乗れるスーパースポーツ」

というコンセプトはここにあるわけです。

主要諸元
全長/幅/高2090/720/1135mm
シート高780mm
車軸距離1380mm
車体重量166kg(装)
[168kg(装) ]
燃料消費率26.2km/L
※WMTCモード値
燃料容量14.0L
エンジン水冷4サイクルDOHC2気筒
総排気量249cc
最高出力36ps/12000rpm
最高トルク2.3kg-m/10000rpm
変速機常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ前110/70-17(54S)
後140/70-17(66S)
バッテリーGTZ8V
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
CR9E
[CR8E]
{LMAR8A-9}
推奨オイルヤマルーブ
プレミアム/スポーツ/スタンダードプラス
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量2.4L
交換時1.8L
フィルター交換時2.1L
スプロケ前14|リア43
チェーンサイズ520|リンク112
車体価格515,000円(税別)
[555,000円(税別)]
※[]内はABSモデル
※{}内は18年モデル(BS8/B0E型)
系譜図
yzf-r252014年
YZF-R25
(1WD/2WD/BS8/B0E)
yzf-r32014年
YZF-R3
(B02)
mt-25|mt-032015年
MT-25|MT-03
(B04/B05)
2019年式YZF-R252019年
YZF-R25/R3
(B3P/B6P/B7P)
2020mt-25|mt-032020年
MT-25|MT-03
(B4W/B6W)

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