
「新世代Zパフォーマンス」
実に20年ぶりに復活したZ750。
Z1000の一年遅れで登場という奇しくもZ1/Z2と全く同じ登場の仕方になったZ750(ZR750J)の通称J型。過去のZ750と区別するために水冷Z750とか言われたりもしてますね。
ただそれまでのZ1/Z2と大きく違うのはZ1/Z2が世界戦略車と国内向けだったのに対し、Z750も世界戦略車ということ。

基本的な構造はZ1000に準ずるもののサスペンションを正立にしスイングアームも簡略的な物になりマフラー四本出しから集合管へと変わっている。
これは海外市場において750ccという存在が日本で言う400ccのミドルクラスに近い存在でコストパフォーマンスが要求されるから。
エンジンも尖ったZ1000の物だけどストローク幅はそのままボアを縮小し748ccまでダウン。これによりZ1000よりも広域で扱いやすい性格になっています。
それでも最高出力はZ1000が127馬力なのに対し109馬力と750にしてはかなり高い方だけどね。
更にその一年後には大型のハーフカウルを付けたSモデルが登場。

恐らく多くの人が
「あーあったねこんなの」
ぐらいに思ってるかと。なんでこんなの出したのか疑問に思う人も多いのではないかと。
その理由はZRX1200Sもそうだけど
「日本人の言うネイキッド≠欧米のネイキッド」
だから。
海外でネイキッドと言えば(国によるんだけど)Sモデルみたいなバイク。でもその海外でも無印ばかりが売れてSモデルは余り売れなかったみたいですけどね・・・
まあしかしそのおかげでZ1000もZ750もヘッドライトはオマケ程度でも良いと分かりストファイブームに一役買った事は間違いないです。
主要諸元
| 全長/幅/高 | 2080/780/1055mm [2080/780/1180mm] |
| シート高 | 815mm |
| 車軸距離 | 1425mm |
| 車体重量 | 195kg(乾) [199kg(乾)] |
| 燃料消費率 | – |
| 燃料容量 | 18.0L |
| エンジン | 水冷4サイクルDOHC4気筒 |
| 総排気量 | 748cc |
| 最高出力 | 109ps/11000rpm |
| 最高トルク | 7.6kg-m/8200rpm |
| 変速機 | 常時噛合式6速リターン |
| タイヤサイズ | 前120/70ZR17(58W) 後180/55ZR17(73W) |
| バッテリー | YTX9-BS |
| プラグ | CR9EK または U27ETR |
| 推奨オイル | カワサキ純正オイルR4/S4/T4 または MA適合品10W-40 |
| オイル容量 | 全容量3.8L 交換時3.1L フィルター交換時3.3L |
| スプロケ | 前15|後43 |
| チェーン | サイズ520|リンク112 |
| 車体価格 | 850,000円(税別) [860,000円(税別)] |









