![RSV4](https://bike-lineage.org/wp-content/uploads/2023/11/rsv4-1.jpg)
2009年にアプリリアが
「これでSBKにまた参戦する!」
と言って出してきたのがRSV4。
SBKのレギュレーションを睨みそれまでのVツインを捨てV4へと生まれ変わったRSV。
![アプリリアSBK復帰](https://bike-lineage.org/wp-content/uploads/2023/11/2009Aprilia_sbk_back.jpg)
正しく言うならRSV4Rなんですが、そのRSV4最大の特徴は何と言ってもそのエンジン。
V4だから?いえいえそれだけではありません。先代までのVツインが挟角60度と異例の狭さだったのに対してRSV4のV4エンジンも65度と非常に狭いこと。
同じV4を作っているホンダのVFRは800が90度で1200が75度。MotoGP車両のRCVでも最も狭い時期でも同じく75度。ドゥカティに至ってはずっと90度。
![RSV4エンジン](https://bike-lineage.org/wp-content/uploads/2023/11/rsv4engine.jpg)
こう書けば65度がいかに狭いか分かってもらえるかな。 ちなみに爆発間隔は0°→180°→425°→605°
だからV4なんだけどVツインのようなワイルドなドコドコ感。スンゴイ回るハーレーエンジン的な。
![RSV4フェイス](https://bike-lineage.org/wp-content/uploads/2023/11/rsv4face.jpg)
顔の方も今ではもう三眼といえばアプリリアと言われるほど定着したものになりましたね。
しかしそれより何よりRSV4と言えばワークス参戦2年目の2010年に念願だったSBK総合優勝を果たしました。
しかもライダーとマニファクチャラーズのダブルタイトルという快挙。
![アプリリア2010](https://bike-lineage.org/wp-content/uploads/2023/11/teamAprilia2010.jpg)
イタリアのバイクメーカーがイタリアのライダー(ビアッジ)でダブルタイトル獲得なんだからそりゃもうイタリアは歓喜の渦ですよ。
このおかげで海外では既に
「V4=アプリリア」
という調査結果が出されるまでに。
エンジン:水冷4サイクルDOHC四気筒
排気量:999cc
最高出力:
180ps/12500rpm
最大トルク:
11.7kg-m/10000rpm
車両重量:184kg(装)