「セカンダリーロード最速のビューティフル&エキサイティングスポーツ」
見た目も中身も大変貌を遂げた四代目R1こと5VY型。
SBK(市販車ベースレース)が四気筒750ccから1000ccに改定された事で、このR1もレースベースとしての役割を担う必要が出た事が要因です。
そのため大きく生まれ変わった・・・というより先代から原型を留めていないくらい変わりました。
もう10年以上前のモデルですが、今でも根強い人気があるモデルですね。
新しく開発されたエンジンですが
「74.0mm×58.0mm→77.0mm×53.6mm」
とクラスNo1のビッグボアショートストロークの高回転型に変わり、クローズドデッキシリンダーとFSコンロッドも採用する事で一気に20馬力アップの172馬力。
そしてそれを支えるフレームも特徴的で、従来のエンジン横を通すのではなくエンジンの上を通るバックボーンの様なツインスパーフレーム(デルタボックスV)へ変更されスリム化。
これで遂に乾燥重量でパワーウェイトレシオ1という快挙を達成。界王拳から超サイヤ人になったくらいの変化。
ただやっぱり人気となった一番の要因は圧倒的なスペックというよりもデザインなのは間違いないかと。
フロントにはもはやただのマルチリフレクターヘッドライトは時代遅れと言わんばかりのガトリングヘッドライトと二本出しセンターアップマフラー。
代々R1はフロントタイヤに覆い被さるというか齧りつく様なデザインがコンセプトで、コーナリング中が一番栄えるようにデザインされてるんですが、そんな中でも5VYは非常に良く纏まっておりスマートさすら感じるデザイン。
ちなみにこのセンターアップマフラーの採用はどうしてもやりたかった事の一つで、当時はバンク角の確保や左右の重量バランスなどと言っていましたが
「上げた方がカッコイイじゃん。絶対上げよう。」
が本音だったと2017年のYZFミーティングにて暴露していました。センターアップマフラーって基本そうなんでしょうね。
主要諸元
全長/幅/高 | 2065/720/1105mm |
シート高 | 835mm |
車軸距離 | 1395mm |
車体重量 | 193kg(装) |
燃料消費率 | – |
燃料容量 | 18.0L |
エンジン | 水冷4サイクルDOHC4気筒 |
総排気量 | 998cc |
最高出力 | 172ps/12500rpm |
最高トルク | 10.9kg-m/10500rpm |
変速機 | 常時噛合式6速リターン |
タイヤサイズ | 前120/70ZR17(58W) 後190/50ZR17(73W) |
バッテリー | YTZ10S |
プラグ ※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価 |
CR9EK |
推奨オイル | ヤマルーブ 10W30~20W40 |
オイル容量 ※ゲージ確認を忘れずに |
全容量3.8L 交換時2.9L フィルター交換時3.1L |
スプロケ | 前17|リア45 |
チェーン | サイズ530|リンク116 |
車体価格 | 1,250,000円(税別) ※プレスト価格 |