![ZZR1400](https://bike-lineage.org/wp-content/uploads/2023/11/zx-14-1.jpg)
「FLAGSHIP MEGA SPORTS」
再び一本化して登場したZZR1400のA型とABS付きのB型。
バックボーン式モノコックフレームなのを見ると分かる通りどちらかといえばZX-12R色が強くなっています。
![ZZR1400カウルレス](https://bike-lineage.org/wp-content/uploads/2023/11/06zzr1400strip.jpg)
エンジンもZX-12Rの物をベースに排気量を153ccも上げた物ですが、ロングストローク化やスロットルボディの小径化などZZR1200が持っていた低域での扱いやすさも重視した改良内容。
それでも車重は12Rとほぼ同等という見た目からは想像が付かない軽さを持っています。
![ZZR1400質実剛健](https://bike-lineage.org/wp-content/uploads/2023/11/kawasaki_zzr1400_frame.jpg)
しかし改めて見ると本当に面白いフレームですよね。
エアクリーナーボックス兼バッテリー兼フレームで、サブフレーム(シートフレーム)もありえないほど下の方から伸びている。
![06zzr1400](https://bike-lineage.org/wp-content/uploads/2023/11/06ZX1400A_US_Cut_Model.jpg)
これのおかげでシート高も12Rから10mm下がって800mmになっています。
でも一番話題になったのはやっぱりミラーに写ると思わず道を譲りたくなってしまうインパクトのある顔。
![zx14face](https://bike-lineage.org/wp-content/uploads/2023/11/zzr1400_2007.jpg)
デザインされたのはマツダの初代ロードスターなどを担当された田中俊治さんなんですが、とにかく一度見たら忘れられない魑魅魍魎さを出すことがコンセプトだったそう。
![ZZR1400コンセプトスケッチ](https://bike-lineage.org/wp-content/uploads/2023/11/zzr1400concept_sketch.jpg)
それまで培ってきた自動車デザインよりも面白いと言い切っちゃってる辺りZZR1400のデザインは相当刺激的でエキサイトメントだったんでしょうね。
![ZZR1400金剛力士](https://bike-lineage.org/wp-content/uploads/2023/11/zzr1400vajradhara.jpg)
もちろんベースとなっているのは徹底的に追い求めたエアロダイナミクスによるもの。
1352ccで乾燥重量215kgで190馬力
全域最速パワーと一度見たら忘れない顔。ただそれだけでなく扱いやすさも兼ね備えていた事から非常に人気となりました。
![zzr1400/zx1400a](https://bike-lineage.org/wp-content/uploads/2023/11/zx-14face.jpg)
最強ZZR1200と最速ZX-12Rを一本化した事で最強最速となったわけですね。
主要諸元
全長/幅/高 | 2170/760/1170mm |
シート高 | 800mm |
車軸距離 | 1460mm |
車体重量 | 215kg(乾) [218kg(乾)] |
燃料消費率 | – |
燃料容量 | 22.0L |
エンジン | 水冷4サイクルDOHC4気筒 |
総排気量 | 1352cc |
最高出力 | 180ps/9000rpm |
最高トルク | 15.0kg-m/7500rpm |
変速機 | 常時噛合式6速リターン |
タイヤサイズ | 前120/70ZR17(58W) 後190/50ZR17(73W) |
バッテリー | FTZ14-BS |
プラグ | CR9EIA-9 |
推奨オイル | カワサキ純正オイルR4/S4/T4 または MA適合品SAE10W-40 |
オイル容量 | 全容量4.5L 交換時3.7L フィルター交換時4.1L |
スプロケ | 前17|後41 |
チェーン | サイズ530|リンク116 |
車体価格 | 1,600,000円(税別) ※スペックはマレーシア仕様 ※[]内はABSモデル(ZX1400B) |