「パフォーマンス・キング」
GPZ900Rからわずか二年で登場したGPZ1000RX(北米名NINJA1000R)。
GPZ900Rを超えるマシンとして997ccまで排気量を上げ、当時としては珍しい空力に優れるミラーと一体型ウィンカーを付けているのが特徴。
前後16インチながらフレームはダイヤモンドではなくオーソドックスなダブルクレードル。
商品企画の吉田さん曰く
「GPZ900Rでは飽き足らない人向けのハイパフォーマンスモデル」
GPZ900Rが次世代のZなら、GPZ1000RXはZを超える新しいバイクというのがコンセプトでした。
ちなみにGPZ1000RXはGPZ900Rが発売されると同時に開発がスタートしたバイクで最初はGPXで出す予定でした。しかしGPZ900Rがヒットを飛ばし始めたこともあり、GPZというネームを継続採用する事に決定した背景があります。
でもいま振り返ってみるとGPZと名前がつくバイク全体で見ると不人気に終わったバイクが多いんですよね。成功したのはGPZ900RとGPZ400Rくらい。
ちなみにそんなハイパフォーマンス路線だったGPZ1000RXのエンジンが如何に凄かったかを示す一台のバイクがあります。
このバイクかの有名なあのランボルギーニがGPZ1000RXのエンジンを使って造ったバイク。
つまりGPZ1000RXはイタリアのランボルギーニすら認めたというわけ。
主要諸元
全長/幅/高 | 2230/725/1215mm |
シート高 | 805mm |
車軸距離 | 1505mm |
車体重量 | 238kg(乾) |
燃料消費率 | – |
燃料容量 | 21.0L |
エンジン | 水冷4サイクルDOHC4気筒 |
総排気量 | 997cc |
最高出力 | 125ps/9500rpm |
最高トルク | 10.1kg-m/8500rpm |
変速機 | 常時噛合式6速リターン |
タイヤサイズ | 前120/80-V16(V270) 後150/80-V16(V270) |
バッテリー | YB14L-A2 |
プラグ | DR8ES または X27ESR-U |
推奨オイル | カワサキ純正オイル または MA適合品SAE10W-40 |
オイル容量 | 全容量4.0L 交換時3.5L フィルター交換時4.0L |
スプロケ | 前15|後40 |
チェーン | サイズ632|リンク94 |
車体価格 | – |