
「INTRODUCING A NEW BALANCE OF POWER」
二年でフルモデルチェンジされた後継となるZX-10。
フレームがアルミツインスパーのe-BOXフレームとなり、エンジンもヘッドとピストンの見直しで16kgもの軽量化&12psアップで再び世界最速に。
ホイールも不評だった前後16インチというクラスにあるまじき小径から主流だった17/18インチへと変更。

ZX-10の狙いはズバリこのラジアルタイヤにしたかったのが最大の狙い。
このおかげでゼロヨン10.5秒、最高速度270km/hと文句なしの性能になりましが・・・が、残念ながら最速バイクの割にはあまり話題にはならなかった。

ZX-10が売れなかったとされる理由は、デザインがモッサリだとして評判があまり良くなかったGPZ1000RXからほとんど変えなかったから。
中身を凄く進化させたのに外見はほぼそのままっていう。
何故カウルデザインを大きく変えなかったのかというと、車体担当の藤井さんいわく

「これはモデルチェンジではなくGPZ1000RXのエボリューションモデルだから」
との事。
要するに変えるために変えるのではなく、積み上げていく安心感を第一に考えた変更ということ。
同じものを何十年も売る重工業らしい考えですね。
主要諸元
| 全長/幅/高 | 2170/715/1240mm |
| シート高 | 790mm |
| 車軸距離 | 1490mm |
| 車体重量 | 222kg(乾) |
| 燃料消費率 | – |
| 燃料容量 | 22.0L |
| エンジン | 水冷4サイクルDOHC4気筒 |
| 総排気量 | 997cc |
| 最高出力 | 137ps/10000rpm |
| 最高トルク | 10.5kg-m/9000rpm |
| 変速機 | 常時噛合式6速リターン |
| タイヤサイズ | 前120/70VR17 後160/60VR18 |
| バッテリー | YB14L-A2 |
| プラグ | CR9E |
| 推奨オイル | カワサキ純正オイル または MA適合品SAE10W-40 |
| オイル容量 | 全容量4.0L |
| スプロケ | 前17|後45 |
| チェーン | サイズ532|リンク110 |
| 車体価格 | – |












タンデムバーが収納されているのが良かったですね。