ZX-14Rの系譜

ZZR1200
(ZX1200C)
-since2002-

ZZR1200

「(Super)Sport Tourer」

ZZR1100の後継車として開発されたZZR1200のZX1200C型。

先に紹介したZX-12Rと併売する形で登場しました。

ZZR1200カタログ写真

メルセデスの提灯ヘッドライトを参考にしたと言われるライト形状などからも分かる通り、高級感を出したグランドサルーンのようなメガスポーツ。

アルミツインスパーフレームにZZR1100から改良スケールアップされ続けた伝統のGPZエンジンを搭載というZZR1100の後継らしい王道な造り。

ZZR1200ディメンション

立ち位置としてもSSライクなZX-12Rとは違いツアラー要素にウェイトを置いてある・・・わけですが、フラッグシップモデルそれもフレームからエンジンから全く違うモデルを二つも用意するというのは普通なら有り得ない話。

ZX-12RとZZR1200

なんでこうなったのかって話なんですが

公式では

「最速は12Rに任せて、ZZR1200は最強を目指した」

という見解でした。

一方で市場では

「12Rが尖りすぎていたから」

と言われているんですが、これ恐らく社内で意見が二分化したからじゃないかと思うんです。

そう思う根拠は二つあります。

カワサキZX1200C

一つはZX-12Rの企画担当だった谷さんがBSのインタビューでZX-12Rの開発で一番大変だった事を聞かれた際に

「社内にいるZZR信者の説得(原文ママ)」

と漏らした事。

そしてもう一つはZX-12Rが

『ZZRの上位版(次世代版)』

というコンセプトで開発が始まったにも関わらずZZRとは名乗らなかった事。

これらから推測するに、鋭利化するZX-12Rに納得いかない人達が多く居たからツアラーの様なZZR1200が造られたのではないかと。

ZX1200Cカタログ

というのもZZR1100が素晴らしかったのは最高速だけでなくワインディングも長距離も何でも熟せるスーパースポーツだったから。

つまり『ZZRの素晴らしい所』というのは人によって様々あり、それはカワサキの中の人達にとっても同様だった。

だからこそZZR1100の”速さ”を研ぎ澄ませたZX-12Rというこれから先(既定路線)を担うフラッグシップが生まれた一方で、ZZR1100の”万能さ”を研ぎ澄ませたZZR1200という別のZZRが後継は造らないと言っていたにも関わらず登場した。

ZX1200Cパンフ

ZZR1200カタログブックのインタビューで

「最速ZX-12R、最強ZZR1200」

と仰った言葉の真意はここにあるのではないかと。

何にせよ

2002年ZZR1200

「カワサキの人達にとってZZRは特別」

という事ですね。

 

エンジン:水冷4サイクルDOHC4気筒
排気量:1164cc
最高出力:
152ps/9800rpm
最大トルク:
12.6kg-m/8200rpm
車両重量:236kg(乾)

系譜図

gpz900r 1984年
GPZ900R
(ZX900A)
gpz1000rx 1986年
GPZ1000RX
(ZX1000A)
zx-10 1988年
ZX-10
(ZX1000B)
zzr1100

1990年
ZZR1100/ZX-11
(ZX1100C)

zzr1100

1993年
ZZR1100/ZX-11
(ZX1100D)

ZX-12R

2000年
ZX-12R
(ZX1200A/B)

zzr1200 2002年
ZZR1200
(ZX1200C)
zzr1400 2006年
ZZR1400/ZX-14
(ZX1400A/B)
1400GTR ZG1400A 2008年
1400GTR
CONCOURS14
(ZG1400A/B)
zx-14 2008年
ZZR1400/ZX-14
(ZX1400C/D)
ZG1400C/E 2010年
1400GTR ABS
CONCOURS14
(ZG1400C/D/E)
ZX-14R 2012年
ZX-14R
(ZX1400E)

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