「新・戦力」
わずか一年ちょっとでモデルチェンジされたVFR400R(NC24)。
大きな変更点としてスイングアームが片持ち(プロアーム)になったこと。ホンダのV4といえばプロアームという人も居るでしょう。
このプロアームはもともとNS500で戦っていたフランスの企業でオイルなどでお馴染みELFというメーカーのレースチームELF MOTOが開発した物でホンダはどちらかというと協力者。
そしてELF MOTOが撤退となったことを機にホンダが特許を買い取りホンダの物になったというわけ。
ホンダのレーサーレプリカといえばプロアームという考える人は多いと思いますが、プロアームのメリットを答える人はどれくらい居るでしょう。
ホンダの当時の謳い文句をそのまま書くと
・タイヤ交換時間の短縮
・剛性値を両持ちより稼げる
・それによってバネ下荷重の軽減
・ブレーキという重量物をセンターに出来る
などなど。
でも現代のホンダのレーサーマシンを見ると分かる通り両持ちですよね。
あくまでもレースでの話ですが、これは結局両持ちのほうが軽く出来る(剛性値)を稼げる事が分かった事と、片持ち故に左右でコーナリングの挙動が違うというネガな部分があったから。タイヤ交換も技術の進歩であんまり変わらない。
じゃあプロアームの良いところは無いのかというとそんな事はありません。今でもVFRなどに採用されているのを見れば分かるようにプロアームの良いところはちゃんとあります。
カッコいい事です。
主要諸元
全長/幅/高 | 2010/690/1125mm |
シート高 | 770mm |
車軸距離 | 1375mm |
車体重量 | 183kg(装) |
燃料消費率 | 44.2km/L ※定地走行テスト値 |
燃料容量 | 16L |
エンジン | 水冷4サイクルDOHC4気筒 |
総排気量 | 399cc |
最高出力 | 59ps/12500rpm |
最高トルク | 4.0kg-m/10000rpm |
変速機 | 常時噛合式6速リターン |
タイヤサイズ | 前100/90-16(54H) 後130/70-18(63H) |
バッテリー | FB9L-B |
プラグ ※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価 |
ER8EH または Y24FER |
推奨オイル | ウルトラGP(SAE10W-40/20W-50) |
オイル容量 | 全容量3.0L 交換時2.4L フィルター交換時2.5L |
スプロケ | 前16|後40 |
チェーン | サイズ525|リンク106 |
車体価格 | 679,000円(税別) |