ZRX1200DAEGの系譜

ZRX1100/II
(ZR1100C/D) 
-since 1996-

ZRX1100

「The Finest Footwork」

90年に750cc自主規制が撤廃された事と、400/250で起こっていたネイキッドブームが大型まで飛び火し、実に20年ぶりにビッグネイキッドが市場の主役に返り咲く事となったわけです。

ちなみにいまの若い人は信じられないかもしれないけど『ネイキッド』という言葉が明確に定まったのもこの頃。

そしてカワサキもゼファー750/1100を91年に発売したわけですが、それから暫くしてゼファーとは別に突如として登場したのがZRX(400)とGPZ1100のエンジンを搭載したこのZRX1100。

ZRX1100カタログ写真

Z=四気筒

R=ネイキッド

というカワサキの型式表記に加え

X=究極

の意味を足してZRX。つまり究極の四気筒ネイキッドという意味。

ZRX1100/ZR1100C

そんなZRX1100ですが、何が素晴らしかったのかといえばZ1000Rを彷彿とさせる佇まい・・・だけじゃない。

ZRX1100が素晴らしかったのは

「ビッグネイキッドでありながらビッグネイキッドらしくなかった事」

です。

ZR1100C

フルリジッドエンジンでフレーム剛性も高く、またサスも比較的硬め。

そしてコンパクトな車体とショートホイールベース、更には170/60という細めのリアタイヤでビッグネイキッドにあるまじき非常に優れた操縦性を持っていた。

ゼファーが居たからここまで思い切りスポーツに振ることができたんでしょうね。

ZR1100-2

これはカウルレス(というより丸目ライト)のZRX1100-IIですが、ZRXが他と違うのはここでも現れています。

それはカウルレスの典型的なネイキッドバージョンよりビキニカウル付きの方が人気だった事。

Z1000Rのイメージが強かったのか無印が計10000台強も売れたのに対し、ネイキッドバージョンは僅か1000台弱。

カワサキZRX1100

ビッグネイキッドにあるまじきディメンションとビッグネイキッドにあるまじきビキニカウルの親和性。

何もかもがビッグネイキッドじゃないビッグネイキッドでした。

そんなんだからZRX1100はケルンモーターショー(ドイツ)でも非常に高い評価を獲得。

ZRX1100海外パンフ

当初国内のみの開発&販売だったものの、急遽ドイツとイタリアにはビキニカウル付きのC型が、フランスとオランダには丸目のD型が輸出される事になりました。

 

主要諸元

全長/幅/高 2120/780/1150mm
[2120/780/1085mm]
シート高 790mm
車軸距離 1450mm
車体重量 222kg(乾)
[221kg(乾)]
燃料消費率 26.0km/L
※定地走行テスト値
燃料容量 20.0L
エンジン 水冷4サイクルDOHC4気筒
総排気量 1052cc
最高出力 100ps/8500rpm
最高トルク 9.8kg-m/6000rpm
変速機 常時噛合式5速リターン
タイヤサイズ 前120/70ZR17(58W)
後170/60ZR17(72W)
バッテリー YTX14-BS
プラグ CR9EK
または
U27ETR
推奨オイル カワサキ純正オイル
または
MA適合品SAE10W-40
オイル容量 全容量3.5L
交換時2.7L
フィルター交換時3.0L
スプロケ 前17|後45
チェーン サイズ530|リンク110
車体価格 940,000円(税別)
[920,000円(税別)]
※[]内はZRX1100-II(ZR1100D)

系譜図

GPz1100 1995年
GPZ1100
(ZX1100E/F)
ZRX1100 1996年
ZRX1100/II
(ZR1100C/D)
ZRX1200R前期 2001年
ZRX1200R/S
(ZR1200A/B)
ZRX1000DAEG 2009年
ZRX1200DAEG
(ZR1200D)