バンディット1250の系譜

GSF1200(GV75A/GV75B)-since 1995-

1995年式GSF1200

1990年に750cc上限が撤廃されCB1000SFというビッグネイキッドが誕生し人気を博した。
これに負けじとカワサキからは空冷で味のあるゼファー1100(1992年)が、ヤマハからはCB1000と真っ向勝負のXJR1200(1994年)と相次いだ。

最後発となったスズキだが、最後発に相応しい色んな意味でスズキらしいバイクを出してきた。
エンジンは先述のR1100で熟成されたスズキの代名詞でもあった油冷エンジン、それを750ccクラスのコンパクトな車体に組み込み、そしてあろうことか二本サスではなくモノサスで登場。

実はこのエンジンの味付けがネイキッドだからとナメて掛かるライダーの玉を取ろうとしてるとしか思えないセッティング。
CBやXJRより高トルクなエンジンで、さらにトルクピークが4000rpmにある。車重もレプリカ顔負けの208kgでショートホイールベースのコンパクトボディ。
どう考えても確信的に暴れ馬にセッティングしたとしか思えない造り。

gsf1200s

ネイキッドの基本であるダブルクレードルフレームはエンジンを四方から包み込むような形状から通称「ゆりかご」って呼ばれるんだけど

GSF1200の場合これはゆりかごっていうよりただの籠。

スズキから言わせれば剛性を確保するためというだろうが、見た目が重要なファクターを占めるビッグネイキッドでこれじゃ受け入れられる訳はない。

というかこれはホンダが80年台にCBR400Fでやっちゃったミス

何故そのミスを繰り返すのか・・・

GSF1200ハーフカウルバージョン

嫌いじゃないけどビックネイキッドらしくない。

常に斜め上を行くスズキとしてはこれで良かったのかもしれないけど・・・翌年に微調整と共に発売されたハーフカウル付きも含め売れなかったのは言うまでもない。

と思いきや、それは日本での話。

EUではCBやXJRと逆転の立場でこちらが売れた。うーん向こうの人のセンスとはやはり隔たりを感じる。

そういえば白バイに採用されてるんですよね。

GSF1200P

よく「乗りこなせれば速い」って言われるけどGSF1200に至っては白バイ大会を見る限り本当かも・・・

で、驚きなのは96年当初からGSF1200にはABSが付いてたんですねー。こんな前から搭載してたなんて驚き。

あと、ちょっとややこしいのが海外向けには最初からBandit1200で売ってた。

日本では2000年にモデルチェンジするまでGSF1200で売ってたけど実はGSFが正しい名称。だからBanditとなった今でも正しい名称はGSF1250なんです。

更に「S」って付くとハーフカウルモデルを思い浮かべると思いますが、年式でA、B、C、D・・・S型っていうのもあるですねー更にヤヤコシイ。

エンジン:油冷4サイクルDOHC4気筒
排気量:1156cc
最高出力:97ps/8500rpm
最大トルク:9.8kg-m/4000rpm
車両重量:208kg(乾)

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系譜図

GSF1200 1995年
GSF1200(GV75)
イナズマ1200 1998年
INAZUMA1200(GV76)
Bandit1200/S 2000年
Bandit1200Y/SY/K1~K5(GV77)
2006Bandit1200/S 2006年
Bandit1200/S(GV79)
Bandit1250/S 2007年
Bandit1250/S(GW72前期)
前期Bandit1250 2010年
Bandit1250/S/F(GW72前期)
新型Bandit1200 2015年
Bandit1250S/F(GW72後期)

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