「All Round Performer」
マイナーチェンジが入ったbandit1250の最終モデルになるGW72A後期型。
主な変更点はアイドルの回転数を調整するISC(アイドルスピードコントロール)とSモデルのハーフフェアリング造形の変更。
ラジエーターまで覆い隠すほど伸びたヨーロピアンチックな物になり、エンジンとホイールに次いでハンドル周りまでブラックアウト化して引き締まった印象に。
しかし残念な事に2018年の排ガス規制強化に伴い生産終了となってしまいました。
GSX-Sの登場でお役御免という形でしょうか。
最後に少し小言。
バンディット1250はスズキのネイキッドとしては代表作と言ってもいいほどの物だったんですが、ライバル勢と比べると少し影が薄かったのも事実。
でもですね、そこら辺のインプレサイトでもいいし実際に乗ったことがある知人でもいいのでbandit1250の感想を聞いてみてください。
下取りが安いという事を除けば悪い意見はほぼ聞かないと思います。
このbandit1250は本当にビッグネイキッドにあるまじき乗りやすさと楽しさを兼ね備えていたんですよ。
それが何故かといえば、ビッグネイキッドなのにモノサスだから。そしてビッグネイキッドなのにSSのようなコンパクトさをもったエンジンとボディだから。
bandit1250はビッグネイキッドであることを魅せるのではなく、ビッグネイキッドとしての走りで乗り手を魅せるバイクでした。
主要諸元
全長/幅/高 | 2130/790/1235mm {2130/790/1245mm} |
シート高 | 790~810mm |
車軸距離 | 1480mm |
車体重量 | 252kg(装) {256kg(装)} |
燃料消費率 | 27.0km/L ※定地走行テスト値 |
燃料容量 | 19.0L |
エンジン | 水冷4サイクルDOHC4気筒 |
総排気量 | 1254cc |
最高出力 | 100ps/7500rpm |
最高トルク | 10.9kg-m/3500rpm |
変速機 | 常時噛合式6速リターン |
タイヤサイズ | 前120/70-17(58W) 後180/55-17(73W) |
バッテリー | FT12A-BS |
プラグ ※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価 |
CR6E/CR7E または U20ESR-N/U22ESR-N |
推奨オイル | スズキ純正 エクスター |
オイル容量 ※ゲージ確認を忘れずに |
全容量3.7L 交換時3.0L フィルター交換時3.5L |
スプロケ | 前18|後41 |
チェーン | サイズ530|リンク116 |
車体価格 | 1,030,000円(税別) {1,070,000円(税別)} ※{}内はバンディット1250F |