GSX-S1000の系譜

GSX-S1000
(GT79A)
-since 2016-

GSX-S1000

「狩りをする野獣」

スズキのスーパースポーツであるGSX-R1000のネイキッドバージョン、いわゆる流行りのストリートファイター・・・と思われてますが、いやいやちょっと待ちましょう。

確かにGSX-S1000は軽く今でも人気の高い2005年のGSX-R1000(K5)エンジンをベースとしていますが、あくまでもエンジンベースがK5の物という話。

K5ネイキッド 内部

2つを比べてみると分かる通り結構アチコチ違います。というか別物。

まず大前提としてフレームが違います。これはGSX-S用に開発された新設計のもの。

実はGSX-S1000は最初はGSX-R1000のフレームをそのまま使う予定でした。しかしそれでは剛性が高すぎてストリートには合わないということで一から設計することに。

S1000デザインスケッチ

そしてエンジンもR1000のままでは高回転型過ぎるということでクランク新造。更には音への拘りも追求するためインテークやエキマニなどの吸排気も全面的に作り直し。そのおかげでGSXの猛々しい音がアイドリングや低回転からも味わえるようになっているそうです。

 

更にトドメは最初に言った新設計フレーム。これが新設計で作ったにも関わらず最後の最後で

「ネイキッドなのにエンジンハンガーがダサい」

エンジンハンガー

として再び作り直し。たかがエンジンハンガー、されどエンジンハンガー。こだわってる感が形から見てもわかりますね。

結果として出来上がったGSX-S1000とGSX-Rとの共通部品はスイングアームだけになっちゃったっていう。

 

恐らくこのバイクが出た時

「出るの遅くない?」

なんて思った人が多いと思いますが、それにはこういう妥協なき作り直しを行っていたからなんですね。

S1000壁紙

最近あまり元気がなかったスズキとしては久し振りに熱意が感じ取れるバイクではないでしょうか。そのせいで若干商機を逃してる感もありますが。

 

ちなみにお気づきとは思いますが、ヘッドライト下に付けられているLEDはモチーフとなった豹の牙を表しているそうです。

S1000牙

キバ・・・牙か。

エンジン:水冷4サイクルDOHC四気筒
排気量:998cc
最高出力:
145ps/10000rpm
最大トルク:
10.7kg-m/9500rpm
車両重量:209kg(装)

系譜図

GSX-S1000 2016年
GSX-S1000(GT79A)
GSX-S1000F 2016年
GSX-S1000F(GT79A)

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