
「エアロフォルムに走りの主張」
僅か8ヶ月でマイナーチェンジとなり末尾にFがついたGPz400F。

吸排気の見直しで馬力が更に3馬力アップして空冷2バルブエンジンにも関わらず54馬力に。
更に数ヶ月遅れてGP以来となるネイキッド版のF-IIも登場。
カワサキの空冷400としてはこのGPz400F/F-IIが最もスポーツなモデルになります。

というのも、一向に冷めないスペック競争で水冷化の波が押し寄せ、空冷では厳しくなったから。
フルカウルにするのもそうだし、馬力も空冷では難しい。
そのためカワサキも1985年に水冷400フルカウルのGPZ400Rを開発し、400フラッグシップの座を渡しました。
ちなみに間違えがちなんですが
「GPz(小文字)」は空冷
「GPZ(大文字)」は水冷
という表記の分け方になっています。最初期はゴチャゴチャだったんですけどね。

結局このGPZ400F/F-IIも約二年間のみの販売。
戦国時代が如何に熾烈な争いをしていたかが分かります。
が・・・コレがKAWASAKIの400を代表するほどのバイクに化けるなんて誰が予想したでしょう。
主要諸元
| 全長/幅/高 | 2165/720/1255mm |
| シート高 | 770mm |
| 車軸距離 | 1445mm |
| 車体重量 | 178kg(乾) |
| 燃料消費率 | 40.0km/L ※定地走行テスト値 |
| 燃料容量 | 18.0L |
| エンジン | 空冷4サイクルDOHC4気筒 |
| 総排気量 | 399cc |
| 最高出力 | 54ps/11500rpm |
| 最高トルク | 3.5kg-m/9500rpm |
| 変速機 | 常時噛合式6速リターン |
| タイヤサイズ | 前100/90-18(56H) 後110/90-18(61H) |
| バッテリー | YB12A-AK |
| プラグ | DP9EA-9 |
| 推奨オイル | カワサキ純正オイル または MA適合品SAE10W-40 |
| オイル容量 | 交換時2.8L フィルター交換時3.0L |
| スプロケ | 前16|後42 |
| チェーン | サイズ520|リンク106 |
| 車体価格 | 525,000円(税別) |






いや~、あらためて見てもカッコいいですな。
免許を取る前にカタログを取り寄せ、このバイクに乗っている自分を想像しつつ「すぐに免許を取ってやるぞ待ってろ」とばかりに教習所通いしてましたが、免許を取って見ればいつの間にかカタログ落ちしてました。ガッカリ。
後にZEPHYRが発売されましたが、なんかモヤモヤした気持ちが続きました。
あ~あ、GPzの方が良かったなぁ。
大きなフェアリングとスタイルに憧れて初めて手にしたバイクがGPz400Fでした。集合付けてセパハン付けてバックステップ付けて・・・
峠にロングツーリングにと、自分の飯も食わず、ガソリンの無駄遣いの日々でした。
へぇ〜たった8ヵ月のF無しだったんですねぇ!私、買いました…51馬力の方を新車で。特に記事に無いのですがマフラーにKawasakiの立体ロゴが入っててカッコ良かったなぁ。四国から東京モーターショー(当時は晴海?)を観に行った帰りフェリー代が無くて高速ひた走ってたら途中のSAでダンロップのタイヤテスターの方と知り合って こっそりバンに載せてもらって…浮いたお金で夜行フェリーに乗れて大感謝!!素晴らしい青春時代の良き想い出なり。
いつも楽しく拝見させていただいております。GPz400は人生初の中型バイクであり、所有していた2年間は沖縄を除く日本全国をコイツと一緒に巡りました。最後は友人に貸していた時に、オカマをほられて廃車になってしまいましたが(幸いにも友人は無事)、旅の相棒として最高のバイクでした。