XV400SPの反省からクルーザー専用に割り切って作ったのがXV400ビラーゴ。
エンジンは先代の物をそのまま受け継ぐものの「ロー&ロング」をコンセプトに極太タイヤを履いた元祖和製クルーザー。
実は先代のXV400SPもそうなんだけどこの400はオマケ(と言ったら失礼だけど)で欧州向け(XV535Virago)が本命。
欧州人の好みに作っただけありスマッシュヒット。535の愛称で親しまれてました。
欧州は平均車速が日本やアメリカより高い。
その欧州の感覚であり思想をそのまま400ccに持ち込んだんだけど、更に高回転気味で日本人からするとクルーザーとは呼べないスポーティな味付けのエンジンだった。
綺麗な冷却フィンを纏った空冷Vツインエンジンは賞賛されたんだけどね。
そんな探り探りだった状態からビラーゴの成功と失敗を学び、一番最初に正解に辿り着いたのがドラッグスター・・・じゃなくてスティードでした。
ロー&ロングは勿論のこと、水冷でありながら装飾の為に冷却フィンを加え、更にローパワー。
過去の失敗から導き出されたユーザーの求めるクルーザーの正解です。
「これを待っていたんだ!」
と言わんばかりの大ヒットとなりました。
主要諸元
全長/幅/高 | 2225/725/1055mm [2225/800/1115mm] |
シート高 | 700mm |
車軸距離 | 1520mm |
車体重量 | 178kg(乾) |
燃料消費率 | 43.0km/L ※定地走行テスト値 |
燃料容量 | 8.6L |
エンジン | 空冷4サイクルOHC2気筒 |
総排気量 | 399cc |
最高出力 | 40ps/8500rpm |
最高トルク | 3.5kg-m/7000rpm |
変速機 | 常時噛合式5速リターン |
タイヤサイズ | 前3.00S19-4PR 後140/90-15(70S) |
バッテリー | YB12AL-A2 |
プラグ ※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価 |
BP7ES {BPR7ES} ※{}内は90以降モデル |
推奨オイル | – |
オイル容量 ※ゲージ確認を忘れずに |
全容量3.2L 交換時2.6L フィルター交換時2.8L |
スプロケ | – |
チェーン | – |
車体価格 | 519,000円(税別) ※[]内はプルバックハンドル(2NU) |