2008年の排ガス規制を機にFI化されカスタムとクラシックの2モデルとなったシャドウ400。
旧来のクラシックモデルに加えてカスタムモデルは実質的にシャドウスラッシャーの後継的な立ち位置。といってももう2015年時点で残ってるのはクラシックだけだけどね。
日本はやっぱりディープフェンダーにファットタイヤを履いたクラシックモデルが人気みたいね。
さてしかし、意外なことにこのシャドウ400はホンダ車なのライバル車であるスズキのイントルーダーやヤマハのドラッグスターに販売台数で負けています。ホンダ車でライバル車より不人気なバイクって非常に珍しい気が・・・
やっぱり二本サスが原因かな。
一番人気のドラッグスターは空冷な上にリジッド風サス、二番人気のイントルーダーは水冷だけどリジッド風サス。それらに対してシャドウは水冷で二本サス。
重ねて言いますがなんでスティードではリジッド風サスにしたのにシャドウでは二本サスなのよって話ですけど、ホンダは何も言ってないからシャドウシリーズの始祖である1986年のシャドウ750(RC25)がそうだったからとしか・・・もしくは真似はしないというホンダスピリットの現れか。
そして恐らくこのシャドウ400は2017年の排ガス規制をもって生産終了です。ホンダからも生産終了のお達しが出回ってるみたいです。
兄弟車のVT400S(海外名Shadow RS)に至ってはもう一足先に生産終了しちゃってるし。
シャドウ自身も次期型やモデルチェンジの話も今のところ何も・・・だからマイチェンで規制を通してくるのか、無くなるのか分かりません。
エンジンも既にシャドウとシャドウファントムにしか使ってないし、海外はシャドウよりF6BやFURYを押してる感じだから頃合いなのかな。
でもシャドウは「スピリット・オブ・ザ・フェニックス」ですよ。
不死鳥です。何度倒れようと甦ってくる・・・かも。
というかホンダってスティードもそうだしマグナもそうだけど、何でヒットしたクルーザーって短命なんでしょうね。
主要諸元
全長/幅/高 | 2510/920/1125mm [2445/835/1130] |
シート高 | 660mm [650mm] |
車軸距離 | 1640mm [1655mm] |
車体重量 | 255kg(装) [244kg(装)] |
燃料消費率 | 40.0km/L ※定地走行テスト値 |
燃料容量 | 14L |
エンジン | 水冷4ストロークOHC2気筒 |
総排気量 | 398cc |
最高出力 | 31ps/7000rpm |
最高トルク | 3.4kg-m/3500rpm |
変速機 | 常時噛合式5速リターン |
タイヤサイズ | 前120/90-17(64S) [前90/90-21(54S)] 後90/90-21(54S) |
バッテリー | YTZ10S |
プラグ ※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価 |
DPR7EA-9/DPR8EA-9 または X22EPR-U9/X24EPR-U9 |
推奨オイル | Honda純正ウルトラG1(SAE10W-30) |
オイル容量 ※ゲージ確認を忘れずに |
全容量3.2L 交換時2.5L フィルター交換時2.6L |
スプロケ | 前16|後43 |
チェーン | サイズ520|リンク124 |
車体価格 | 750,000円(税別) [730,000円(税別)] ※[]内はシャドウカスタム(NC45) |