STEED400(NC26) -since 1988-

スティード400

第二次クルーザーブームの火付け役として有名な本格クルーザーのスティード。

あのNV400カスタムから僅か3年でこの差は何だ?と思う人も多いかもしれない。

実はスティードはHAM(ホンダ・オブ・アメリカ・マニュファクチュアリング)との共同製作車。つまり本場であるアメリカの声を交えて(というか主体?)で作られた本当のアメリカン。

スティードコンセプトスケッチ

だからこれだけの造りがいきなり出来たわけだね。画期的だった位相クランクエンジンだったけどクルーザーには相応しくないってことでヤメて大幅に改良された低回転寄りのエンジンになった。

さらに今ではイントルーダー400やDS400も使ってるリジッド風に見えるリア周りはスティードが初。

まあその結果、そりゃもうコレでもかってくらいの大ヒット。

それまで400のクルーザーといえばヤマハのビラーゴだったけど、スティードでホンダが一気に掻っ攫った。

NC26

カスタムベースとして見ても優秀だったのも人気の一つかな。

途中途中に派生モデルとして安価モデルのVLC、ディッシュホイールを付けたVSE、スプリンガーフォークを付けたVLS等が発売されました。

2002年の排出ガス規制に伴って2001年にノーマルのVLXに一本化するマイナーチェンジをしたんだけど、ホンダはそのモデルを最後にスティードの生産を終了して併売していたシャドウへ一本化することなりました。一部の海外では既にシャドウという名で売られてたりしたんだけどね。

スティードシャドウ

実に16年間も売られてた超ロングセラー車。ホンダクルーザーとしては唯一成功を収めたバイクと言えるかも。ああ、でもマグナ250もヒットしたか。

主要諸元
全長/幅/高 2310/760/1130mm
シート高 680mm
車軸距離 1600mm
車体重量 208kg(装)
燃料消費率 37.0km/L
※定地走行テスト値
燃料容量 9L
エンジン 水冷4ストロークOHC2気筒
総排気量 398cc
最高出力 30ps/7500rpm
最高トルク 3.3kg-m/5500rpm
変速機 常時噛合式5速リターン
タイヤサイズ 前100/90-19(57S)
後170/80-15(77S)
バッテリー FTX9-BS
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
DPR7EA-9/DPR8EA-9
または
X22EPR-U9/X24EPR-U9
推奨オイル Honda純正ウルトラG1(SAE10W-30)
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量2.8L
交換時2.1L
フィルター交換時2.3L
スプロケ 前16|後45
チェーン サイズ525|リンク120
車体価格 599,000円(税別)
系譜図
nc121985年
NV400Custom
(NC12)
NC261988年
STEED400
(NC26)
NC341997年
Shadow400
(NC34)
NC402000年
Shadow Slasher400
(NC40)
NC44|NC452008年
Shadow400
Classic/Custom
(NC44/45)

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