現行の4D9後期
ものすごく釣り上がった眼は影を潜めブラックアウトされた比較的大人しめな二眼に戻った。
アジャスターレバーになったこと以外は機能的に目立った変更点はなく、その分うなぎ登りだった価格も据え置き。ビッグスクーターブームが去った事の影響かな?
先述の4D9前期からそうだけどマジェスティは他社のビッグスクーターに比べ非常に地味なメーターをしてる。
若くなりすぎた客層年齢を上げる目的だろう。元々がマジェスティは「大人のスポーツセダン」というコンセプトだったしね。
でもまあ、だとすると個人的に解せない部分がある。それはマフラー。
もうなんか「自分で好きなのに換えてね」って言ってるような原付並みの貧弱さ。グラマラスなボディに対しマッチしてない・・・
ビッグスクーターが他のバイク乗りに嫌われる原因はATだからとかじゃなく、JMCA非認定マフラーを始めとする違法改造率の高さだと個人的には思う。
爆発的に人口が増えモラルハザードが起こってしまったのは仕方のない事なのかもしれない。
でもその問題に対しホンダもヤマハもスズキも販売優先で見て見ぬふりをしてきた感は否めない。(警察もそうけどね)
そんな違法マフラー問題を放棄してると言われても仕方ない作り。
少なくともビッグスクーターのパイオニアであるマジェスティがすることじゃないと思うんだけどなあ。コストの兼ね合いもあるんだろうけど、もうちょっと何とかならなかったものか。
と、まあ個人的見解はここまでにして。最後に数字で語るとマジェスティはもはや後から追ってきたフォルツァに販売台数で負けてしまっています。
ヤマハはビッグスクーターというジャンルを生み出したマジェスティをどうするでしょうね。
主要諸元
全長/幅/高 | 2175/770/1185mm |
シート高 | 700mm |
車軸距離 | 1550mm |
車体重量 | 188kg(装) |
燃料消費率 | 37.0km/L ※定地走行テスト値 |
燃料容量 | 12.0L |
エンジン | 水冷4サイクルOHC単気筒 |
総排気量 | 249cc |
最高出力 | 19ps/6500rpm |
最高トルク | 2.2kg-m/5500rpm |
変速機 | Vベルト式 |
タイヤサイズ | 前110/90-13(55P) 後140/70-12(65L) |
バッテリー | YTZ10S |
プラグ ※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価 |
CPR7EA-9 |
推奨オイル | ヤマルーブ プレミアム/スポーツ/ベーシック |
オイル容量 ※ゲージ確認を忘れずに |
全容量1.7L 交換時1.5L フィルター交換時1.7L |
スプロケ | – |
Vベルト | 4D9-17641-00 |
車体価格 | 669,000円(税別) |
系譜図
1995年 マジェスティ(4HC) | |
2000年 マジェスティ(5GM) | |
2002年 マジェスティ/C/ABS(5SJ) | |
2004年 グランドマジェスティ(5VG) | |
2007年 マジェスティ(4D9前期) | |
2012年 マジェスティ(4D9後期) |
【関連車種】
フォルツァの系譜|スカイウェイブ250の系譜