S1000RRの系譜

S1000RR(K46)-since 2009-

S1000RR

BMW社のリッターSSとなるS1000RRがデビューしたのは2009年のこと。

デビューと言っても市販車としてではなくいきなりWSB(市販車レース)という順番が逆のような気がする鮮烈デビュー。

最終調整を国際レースでやってのけるとはさすが大物。そりゃもう世界中が大注目しました。

そして市販化されたのは2010年。

K46前期

作りを見ると分かる通りエンブレムが無ければBMWとは分からない様な作り。

言ってしまえば日本のSS。

何故かと言うとBMWのバイクと言えば「水平対向エンジン」「独特なサスペンション構造」「シャフトドライブ」が当たり前だったから。

当たり前というかそれでこそBMWと誰もが思っていた。

S1000RRネイキッド

対してS1000RRはというとアルミツインスパーフレームに直列四気筒エンジンに倒立サスペンションにチェーンドライブ。

更に言うならその直列四気筒エンジンも見て分かる通りR1が始めた三軸三角レイアウトのもの。

(直四&アルミツインスパーはK1200Sが先だったんだけどアレは独特でちょっと違う)

 

でも悔しいかな流石BMWというかなんと言うか、デビュー作にして193馬力とトラクションコントロールシステム、モード切り替えを引き下げて性能はトップクラス(というかトップ)だったからそりゃもう台風の目だった。

さらにデザインはアンシンメトリーな顔つきとカウルっていうBMW節全開なもの。

S1000RR_wall

そもそもBMWが何でこんなバイクを出したのかって話ですが、開発を始めたであろう2000年半ばは正に空前絶後のスーパースポーツブームで2年ごとのモデルチェンジが当たり前のように繰り返されていた。

S1000RRラフスケッチ

BMWはずっと

「レースに興味なし。それはウチ(BMW)だけじゃなくファンもそうだろう。」

と言ってたんだけど余りの加熱っぷりがBMWでさえ無視できないのものになったからでしょう。

S1000RRラフスケッチその2

初っ端にしてトップパフォーマーな辺り

「まあウチが本気出せばこんなもんよ」

と言わんばかりで日本メーカーの不甲斐なさに激怒した人も多いのではなかろうか?

 

 

さて中身の話。

皆さんはS1000RRの特徴を答えられますか?

S1000RR工場

出始めの頃はスペックやトラコンやレーシングABSが話題となりましたがS1000RRだけってわけじゃないですよね。

先入観があるのかもしれませんが、S1000RRってあんまり中身の話をされない。

それは上で言った通り作りが日本のSSに近く独自性があまり無い事と、BMWというブランドが眩し過ぎて肝心の中身にスポットライトが当たらない事が原因だと思います。

 

そこで中身の話を少し。実はクラス1な部分がチラホラあるんですよー。

 

その1「クラス1のショートストロークエンジン」

エンジン

S1000RRは同類が多く熾烈な直四リッターSSの中でも一番ビッグボアの超ショートストロークエンジンなんですよ。完全にサーキットしか見てないですね。

その技術にはF1で培われた物が使われているそうです。

 

その2「クラス1のフロントフォーク径」

フロントフォーク

一般的にリッターSSがΦ43なのに対しΦ46という極太フロントフォーク。

しかも目盛り付きという親切設計。

 

その3「クラス1の軽さ」

最軽量

当時、装備重量で204kgは最軽量。

などなど。

 

まあでもやっぱり何だかんだ言いつつもS1000RRと言えばやっぱり好みが分かれるアシンメトリー顔ですよね。

アシンメトリー

 

コレは本当に話題になった。

 

ちなみに当然ながら圧倒的な速さでスーパーストック1000(詳しくはコチラ)ではデビュー年で全10戦中9戦優勝という文句なしの成績で驚異的な速さでした。

エンジン:水冷4サイクルDOHC4気筒
排気量:999cc
最高出力:193[156]ps/13000[10000]rpm
最大トルク:11.2[11.2]kg-m/9750[10000]rpm
車両重量:183kg(乾)
※[]内は国内仕様

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系譜図

S1000RR

2009年
S1000RR(K46)

S1000RR

2012年
S1000RR/HP4(K46/K42)

2015S1000RR

2015年
S1000RR(K46)

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