GL1200 GOLDWING INTERSTATE/ASPENCADE(SC14) -since 1984-

GL1200

「LEADER.SHIP.」

カム周りの変更に加え排気量を1182ccまで上げて1200となった三代目ゴールドウィング。

ネイキッドモデルのスタンダード、クルーザーなインターステート、高級モデルのアスペンケードの3モデルラインアップなのは変わらず。

GL1200ネイキッド

ただネイキッドモデルは僅か一年でカタログ落ちとなりました。

既にゴールドウィングといえば大きなフェアリングを纏ったグランドツアラーというイメージが定着していたんでしょうね。

GL1200パンフレット

ホンダも分かっていたのか丸目だった先代からカウルに沿った角目に変更し、パニアケース等もカウル有りきで纏まりのあるデザインに変更。

他にも足回りがブレーキトルク応答型アンチダイブ機構(TRAC)に変更され、タイヤサイズが【F:19/R:17】から【F:16/R:15】へ大幅インチダウン。

その代わりフロントフォークが大径化されハンドリングを向上させています。

GL1200カタログ

トップモデルのアスペンケードにはラジオや液晶はもちろんの事、着脱可能なカセットデッキも新たに装備。

GL1200メーター

もはや何が何のボタンなのか・・・

ただこのモデルチェンジで最も重視されたのはパッセンジャー関係です。

SC14

これは財布の紐を握っている奥様を満足させる為。

乗り心地も良く、くつろげる広いスペースで、女王のように下々を見下せる高いポジションに。

そしてゴールドウィングはこのモデル(1985年)で生誕10周年を迎え、正に金翼と言えるゴールド塗装の記念モデルGL1200LTDを出しました。

GL1200リミテッド

ただ特別塗装してあるだけでなく、フューエルインジェクションやオートクルーズといった最新デバイスを奢ったスペシャルモデルで、大台の1万ドルを初めて越えたモデル。

翌年には同等の装備を施されたSE-iも登場しました。でも金なのはLTDだけ。

主要諸元
全長/幅/高 2355/920/1170mm
{[2505/970/1510mm]}
シート高 790mm
車軸距離 1610mm
車体重量 296kg(装)
[341kg(装)]
{353kg(装)}
燃料消費率
燃料容量 22L
エンジン 水冷4サイクルOHC2バルブ水平対向4気筒
総排気量 1182cc
最高出力 94ps/7000rpm
最高トルク 10.7kg-m/5500rpm
変速機 常時噛合式5速リターン
タイヤサイズ 前110/90-19
後130/90-17
「前110/90-19
後120/90-16」※82年モデル
『前110/90-19
後130/90-17』※83年モデル
バッテリー Y50-N18L-A
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
DPR7EA-9/DPR8EA-9/DPR9EA-9
または
X22EPR-U9/X24EPR-U9/X27EPR-U9
推奨オイル API SEorSF 10W-40
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
分解時4.0L
交換時3.2L
スプロケ
チェーン
車体価格
※国内正規販売なしのため
※[]内はINTERSTATE
※{}内はASPENCADE
系譜図
M11972年
M1
(A0K)
GL1000GW1974年
GL1000
GOLDWING
(GL1)
GOLDWING12001980年
GL1100
GOLDWING
(SC02)
GL1200

1984年
GL1200
GOLDWING
(SC14)

GOLDWING-SE1988年
GL1500
GOLDWING
(SC22)
GOLDWING-SE1996年
VALKYRIE/TOURER
(SC34)
SC472001年
GL1800
GOLDWING
(SC47)
SC472004年
VALKYRIE RUNE
/NRX1800
(SC53)
SC682011年
GL1800
GOLDWING
(SC68)
F6C2014年
GOLDWING
F6B/F6C
(SC68)
20182018年
GOLDWING/TOUR
(SC79)

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