GOLDWING(SC47) -since 2001-

SC47

「Plan To Go Everywhere」

13年ぶりのフルモデルチェンジとなった四代目ゴールドウィングのSC47。

フレームもエンジンも一から作り直され排気量は更に上がり1832ccへ。

GL1800カタログ写真

このモデルの狙いは

「MORE POWER AND BETTER HANDLING FOR PAPA,AND FIRST CLASS SEAT FOR MAMA」

後部座席の居住性を上げる事で財務省であるママの了承を得つつ、運転するお父さんが退屈しないようにスポーティさを持たせるというもの。

GL1800

そのためパッセンジャー用のリアシートはファーストクラスを目指し快適性を最大限確保。

ではパパの方はというと、トルク確保のためにかなりロングストローク気味だったエンジンを見直し。

ライディング

排気量を上げることで低速トルクを損なわせる事なくショートストローク化し、前後長も短縮。

それを新設計のアルミツインチューブフレームに剛性メンバーとしてリジットマウント。

GL1800フレーム

しかもただマウントさせるだけでなくラジエーターをサイドにし、前寄りにマウントさせる事でフロント荷重を確保しハンドリング性を向上。

ついでにスイングアームもアルミプロアーム化・・・ってこれどう考えてもスーパースポーツの造りですよね。

誰が作ったんだと調べてみたら青木さんという方。知ってる人はピンとくると思います。

GL1800フレーム

コレ(88以降のNSR250R)を作った人です。別名ミスターNSRと呼ばれている人。

そりゃこうなるわって話。

もちろんスポーツ性だけでなくディスチャージヘッドランプ(HID)・前後連動ブレーキのC-ABS・機能てんこ盛りの液晶メーター・6連奏CDチェンジャー・ワイパー・・・等など快適装備も13年ぶりという事で大幅に進化。

ただそんな中でもう一つ紹介しておきたいのが世界初となる二輪車用エアバッグ。

GOLDWINGエアバッグ

日本では2007年から+50万のエアバッグ・ナビグレードとして登場。

車体に装備される一番のメリットはウェア等に付いている後付物と違って誤発の心配が無いこと。センサーがフロントフォーク内に仕込んであるので、乗り降りする度に身につける必要なし。

エアバッグシステム

絶対に誤作動をさせてはいけないと、開発研究に約10年掛けた代物だそう。

ただ造りも装備も贅沢の限りを尽くしているだけあって先代が当時175万円だったのに対し、廉価版のUSが260万円・無印版は300万円・エアバッグ版は350万円と二倍近くに。

本当に貴族しか買えないバイクになってしまった。

主要諸元
全長/幅/高 2635/945/1500mm
シート高 740mm
車軸距離 1690mm
車体重量 418kg(装)
燃料消費率 20.0km/L
※定地走行テスト値
燃料容量 25L
エンジン 水冷4サイクルOHC水平対向6気筒
総排気量 1832cc
最高出力 109ps/5500rpm
最高トルク 16.4kg-m/4000rpm
変速機 常時噛合式5速リターン
タイヤサイズ 前130/70R18(63H)
後180/60R16(74H)
バッテリー YTX20L-BS
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
BKR5E-11/BKR6E-11/BKR7E-11/
または
K16PR-U11/K20PR-U11/K22PR-U11
推奨オイル Honda純正ウルトラG1(SAE10W-30)
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量4.6L
交換時3.6L
フィルター交換時3.7L
スプロケ
チェーン
車体価格 3,000,000円(税別)
系譜図
M11972年
M1
(A0K)
GL1000GW1974年
GL1000
GOLDWING
(GL1)
GOLDWING12001980年
GL1100
GOLDWING
(SC02)
GL1200

1984年
GL1200
GOLDWING
(SC14)

GOLDWING-SE1988年
GL1500
GOLDWING
(SC22)
GOLDWING-SE1996年
VALKYRIE/TOURER
(SC34)
SC472001年
GL1800
GOLDWING
(SC47)
SC472004年
VALKYRIE RUNE
/NRX1800
(SC53)
SC682011年
GL1800
GOLDWING
(SC68)
F6C2014年
GOLDWING
F6B/F6C
(SC68)
20182018年
GOLDWING/TOUR
(SC79)

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