ホンダのご長寿スクーターとしてお馴染みのリード。
その一番最初のモデルとなったのはリード50(AF01)と80(HF01)
HY戦争の象徴とも言われたタクトというスクーターの上位モデル的な位置づけてデビュー。
当時から大柄な車体に広い乗車スペースが売りのスクーターGT。
更に実は、半年後には既に125ccモデルも登場していた。
LEAD125(JF01)
新設計の5ポートシリンダーにトルセン付きVマチックで前後油圧式ダンパーとキャストホイール。
とってもハイテクで贅沢な作り。値段も50の二倍近い24万円という高級原二。でも売れなかったのかホンダの方針なのか分からないけど125ccはスペイシーで行くことになって僅か一年しか売ってないレアなリード。
写真だと分かり難いんですがボディに対して頭が馬鹿みたいに大きく、もの凄くチグハグ感があり、可愛くもあったりします。
激レアなリードと言えばもうひとつ。
それは一年遅れの1983年に登場した
LEADER(AF03)
リードの派生車として登場。
50ccながらなんとスクーター初の液晶式メーターを装備。
ガソリンメーターやスピードメーターは勿論のこと、(無駄に)タコメーターまでしかもデジタルで付いてるという豪華っぷり。
激レアと上で言ってる通り売れなかった。
いや売れなかったというよりリードも売ってたし、リードはスポーツ性を高めたSやSS、豪華装備のSDX(スーパーデラックス)なんかも出しててモロ被りだったから。
終いにはリードRというスポーティどころかスポーツなモデルまで出す始末。
この時ホンダの50ccスクーターの車種数はタクトやリードやスカッシュなど全て含めるとなんと11車種。
なんでそんな乱発したのかと言えばそれはHY戦争だったからとしか言いようがありません。
そう考えるとリードもタクトと同じくHY戦争の申し子なんですよね。
主要諸元
全長/幅/高 | 1675/665/1070mm {1750/645/1090} |
シート高 | – |
車軸距離 | – |
車体重量 | 70kg(装) [72kg(装)] {91kg(装)} |
燃料消費率 | 75.0km/L [78km/L] {55.0km/L} ※定地走行テスト値 |
燃料容量 | 5.3L {7.0L} |
エンジン | 空冷2サイクル単気筒 |
総排気量 | 49cc [89cc] {124cc} |
最高出力 | 5.0ps/7000rpm [8.4ps/6500rpm] {10ps/6500rpm} |
最高トルク | – [-] {1.3kg-m/4000rpm} |
変速機 | Vマチック |
タイヤサイズ | 前後3.00-10-2PR [前後3.50-10-4PR] {前後3.50-10-4PR} |
バッテリー | YB4L-B [FB5L-B] {FB5L-B} |
プラグ ※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価 |
BP6HS [BP6HS] {BP6HSA} |
推奨オイル | Honda純正ウルトラ2スーパーファイン |
オイル容量 | 1.3L {-} |
スプロケ | – |
Vベルト | – |
車体価格 | 139,000円(税別) [172,000円(税別)] {238,000円(税別)} ※スペックは50(AF01) ※[]内はリード90(HF05) ※{}内はリード125(JF01) |
ホンダ・リード SS
若いころ 休日、近距離(片道40キロ)の釣り場まで乗っていた。車体が大きく乗り心地が良かった。
思い出の多い一台。