実に五年ぶりに復活したLEAD。
残念なことに50ccモデルは廃止となり110一本で名前もLEADだけになった。
FIの水冷OHCエンジンを積んでいる。
このモデルから生産国が中国に変更・・・というより正しく言うなら中国で既に作ってアジア全般に売っていたSCR110(ほぼ同一車)を日本向けに調整し発売というのが実際の所。
「なんだじゃあ別のバイクじゃん」
と思う事なかれ。
見てくださいこの大容量35Lのラゲージスペース。
このサイズでフルフェイスヘルメットが2つも入る。これぞリードたる証。
さてさて、そんなリード110ですがデビュー時はもの凄く叩かれました。
何故かといえば今ひとつパッとしない性能に対し車体価格が当時27万3000円と高かったからです。
当時はコストパフォーマンスならアドレスV125で22万円、質感とスペックで言えばシグナスXで32万円という状況。
もともとリードは大人の原付という立場だったのですが、ホンダの最上位原二という事から許せない人が多かったんでしょう。
と言っても通勤需要もあってコンスタントに年間10000台強も売ってたので十分ヒットと言えるんですけどね。
ただそんな状況をみたのかホンダは値下げに踏み切りました。
2010 LEAD・EX
後期モデルになるリードEX、型式は変わらずJF19。
基本はそのままにブレーキ周りの変更(2potから3potへ、それに伴いローターも変更)をした上で先代から2万円ほど値下げ。
よく前期モデル乗りから苦情が来なかったな・・・。
後継の生産地がベトナム産になった事もあってしばらくの間は併売されてました。
主要諸元
全長/幅/高 | 1835/665/1125mm [1835/675/1125mm] |
シート高 | 740mm |
車軸距離 | 1275mm |
車体重量 | 114kg(装) |
燃料消費率 | 50.0km/L ※定地走行テスト値 |
燃料容量 | 6.5L |
エンジン | 水冷4サイクルOHC単気筒 |
総排気量 | 124cc |
最高出力 | 9.0ps/7500rpm |
最高トルク | 0.95kg-m/6250rpm |
変速機 | Vマチック |
タイヤサイズ | 前90/90R12(44J) 後100/90R10(56L) |
バッテリー | YTX7L-BS |
プラグ ※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価 |
CR7EH-9/CR8EH-9 または U22EPR9/U24FER9 |
推奨オイル | Honda純正ウルトラE1(10W-30) |
オイル容量 ※ゲージ確認を忘れずに |
全容量0.8L 交換時0.7L |
スプロケ | – |
Vベルト | 23100-GFM-890 (23100-GFM-901) |
車体価格 | 260,000円(税別) [238,000円(税別)] ※[]内はEX |