GSF750(GR7EA) -since 1996-

GSF750

系譜の中でも恐らく一二を争う知名度の無さだと思うGSF750。

GSF(BANDIT)という名前、そしてそれに準ずる見た目からいっても見覚えが無い人は居ないと思いますが、コレがどういうモデルか説明できる人は居ないと思います。

GSFといえば今もBANDITとして続いているGSF1200が有名ですが、このGSF750はその弟分として登場しました。ちなみに更に下に600モデル(後の650)が出たので750はGSFとしては次男坊になります。

型式があるようにちゃんと日本でも発売されていました。このGSF750は油冷GSX-R750のエンジンを積んだネイキッド、つまり今でいう所のストリートファイターです。

GSX-R750W

まだまだストファイなんてニッチな時代に何故こんなモデルを出したのかって話だけど、それはGSX-R750(上の写真)がレースで勝つ為にエンジンを油冷から水冷に移行することになった事から油冷エンジンの新たな使いみちを模索。その結果生まれたのがGSF750というわけ。エンジンって凄くお金(開発費)が掛かるから簡単に使い捨て出来ない。

そんなGSF750はほぼ日本だけの為に用意されたモデルで教習車モデルも存在したんだけど、既に750規制が無くなってて時代はリッターだったからナナハンという神通力も通用せず。

1990R750

まあモノサスだしね・・・それならいっその事R750のダブルクレードルスーパースポーツフレームのまま出せば少しは違ったかもしれない・・・ってそれがGSR600か。

主要諸元
全長/幅/高 2090/770/1095mm
シート高 795mm
車軸距離 1420mm
車体重量 201kg(乾)
燃料消費率 35.0km/L
※定地走行テスト値
燃料容量 19.0L
エンジン 水冷4サイクルDOHC四気筒
総排気量 749cc
最高出力 77ps/9000rpm
最高トルク 6.5kg-m/7000rpm
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前120/70-17(58W)
後150/70-17(69W)
バッテリー FTX12-BS
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
CR9EK
推奨オイル スズキ純正
エクスター
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量4.7L
交換時3.2L
フィルター交換時3.6L
スプロケ 前15|後43
チェーン サイズ530|リンク108
車体価格 649,000円(税別)
系譜図
GR72A1976年
GS750/2/E/G/GL
(GR72A)
GSX750E1980年
GSX750E
(GR72A)
バンディット7501996年
GSF750
(GR7EA)
イナズマ7501998年
GSX750INAZUMA
(JS1AE)
GSR6002006年
GSR600
(GK7EA)
GSR7502011年
GSR750
(GR7NA)
00GSX-R7502017年
GSX-S750
(C533F)

「GSF750(GR7EA) -since 1996-」への3件のフィードバック

  1. 非水冷のキャブ車がこの値段で買えるのはGSF位でしょ。それにイイエンジンですよ見た目も性能も。欠点はオイル交換の時にその量にチョット凹むくらい。

  2. 下はもりもりトルク、中は快適快音、上はこんがりオイルの匂い なバイクです(笑)
    1200はウィリーマシンで下手に右手捻ると危ないので750をおすすめします
    年式的に直しながら乗ることになると思いますが
    オイル量はいくつだったか、5Lぐらい入った気がする、、、

  3. 懐かしいな~乗ってたな。唸るだけであんまり速くなかったし、
    燃費も悪かったけど、ハンドリングだけは良かった。
    で、現在GSX-S750をずっと乗ってる。
    このバイクの進化系って感じで。足りなかったパワーとかが
    追加された感じで気に入ってます。

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