このモデルくらいからは覚えてる人も多いかもしれないS2Thunderbolt。
サンダーボルトというのはフラッグシップを表す意味なんですが、それよりも大事なのはそれまでレースやスポーツにあまり重きを置いていなかったハーレーが考えを改め、ビューエルの株の49%を取得(実質子会社化)する契約を結んだこと。
このお陰でそれまでハンドメイドで300万円近かった車体価格が2/3程度にまで抑えられ、日本のハーレーディーラーから発売される様になりました。要するにBuellのメジャーデビューですね。
エンジンはスポーツスター1200の物を専用設計のパイプフレームに搭載したもの。駆動がベルトドライブに変更されているのが特徴ですが、これもいわゆるバネ下重量の軽減というエリックがずっと拘っている事を成すため。
日本に入ってきたのは正確にはS2にパニアケースやレッグシールドを装着したS2T Thunderboltというモデルで、1996年から。
ステップやハンドルの位置も変更されたハイスピードツアラーです。
エンジン:空冷4サイクルOHV二気筒
排気量:1203cc
最高出力:
76ps/5200rpm
最大トルク:
10.5kg-m/5200rpm
車両重量:223kg(乾)
※スペックはS2T