XL600R PHARAOH(PD03) -since 1985-

pd03

「アドベンチャー・ロマン」

XL500の後継となるXL600R PHARAOH。

大きな変更点は真っ赤に塗られたRFVCエンジン。RFVCエンジンについてはCRF250の方で紹介したと思うので割愛させてもらいます。

ファラオ

「なんでファラオ」

というとファラオラリーに参戦した事と、そのイメージから取っています。

ただ先代同様に日本ではこの重武装したPHARAOHだけでしたが、海外ではノーマルにあたるXL600R/XR600Rも販売されていました。

XR600R

これがそのXR600Rです。

そしてこっちが公道モデルのXL600R。

ホンダ PD03

パッと見は一緒に見えるんですが、公道向けと否公道向けなので中身(特に足回り)が違います。

初パリダカだったXLの後継なので当然ながら同じ様に挑んでいます。

これがXR600RベースのパリダカマシンXL600L。

XL600Rヌブー

XRなのにXLなのはセールスのため・・・だったんですが、時代は単気筒でなく二気筒が圧倒的に優位だった。

だからこのXL600Lでは結果は残せず。

パリダカに社運をかけていたと言ってもいいフランスホンダから

「もっとラリー向けのバイクを作ってくれ、これじゃ勝てない」

とケツを叩かれる事になるわけです。

というのも当時パリダカ発祥の地であるフランスを筆頭に欧州ではパリダカ熱が凄まじく、パリダカの成績がセールスに直結してたから。

そのためダカールラリーの成績と連動するようにXLの売上が落ちていたんです。

主要諸元
全長/幅/高 2205/865/1195mm
シート高 880mm
車軸距離 1445mm
車体重量 182kg(装)
燃料消費率 35.0km/L
※定地走行燃費
燃料容量 28L
エンジン 空冷4サイクルOHC単気筒
総排気量 591cc
最高出力 42ps/6500rpm
最高トルク 4.8kg-m/6000rpm
変速機 常時噛合式5速リターン
タイヤサイズ 前3.00-21-4PR
後5.10-17-4PR
バッテリー YB14-A2(セル)
YB3L-A(キック)
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
DP8EA9
推奨オイル
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
交換時1.9L
スプロケ 前15|後40
チェーン サイズ520|リンク106
車体価格 548,000円(税別)
系譜図
XL5001979年
XL500S/R
(PD01)
XL600Rファラオ1985年
XL600R PHARAOH
(PD03)
XLV750R1983年
XLV750R
(RD01)
RS750D1983年
RS750D/NS750
NXR7501986年
NXR750
トランザルプ1987年
TRANSALP
(PD06)
(RD10/11/13/15)
XRV600アフリカツイン1988年
Africa Twin
(RD03/04/07)
バラデロ1999年
VARADERO
(SD01/02)
CRF1000L2016年

CRF1000L
Africa Twin
(SD04)

CRF1000L2019年

CRF1100L
Africa Twin
(SD10)

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