「衝撃のスーパースター」
ホンダ初の2stロードスポーツ原付となるMB50とMB-8。
前後18インチコムスターホイールにクロスしているオシャレなXフレームを始めとしたワンクラス上の車格。
そしてクラス初となる一軸一次バランサーを内蔵しながらもクラストップとなる7馬力のエンジンで最高時速は80km/hオーバーという圧倒的な速さ。
ホンダのロードスポーツ技術全部載せな非の打ち所のない原付な上に、不沈艦と呼ばれた耐久レーサーRCB1000のカラーリングも纏っていた事から当然の様に大ヒット。
当時を知る人でこれが人生初バイクだった方は多いかと思います。
ちなみにフラットハンドルのモデルをMB50、翌年から出たアップハンドルモデルをMB-5(シートに刻印)と言います。
そしてこれは78cc化されたMB-8。
これから先のモデルにも基本的に言えるのですが、二種の方はハッキリ言うと人口が少ないこともあって一種の為(ゴニョゴニョする為)にあるドナーの様な存在という捉えられ方がメジャーでした。ちょっと可哀想な話だけどね。
そもそも何故こんな過激な原付が出たのかと言うと『ゼロハンブーム』と呼ばれる原付スポーツブームが起こりつつあったから。
各社から6馬力を超える速い原付が登場し人気を博していたんです。
そんな中でホンダが対抗車として出したのがこの7馬力を誇るMB50。
このモデルでゼロハンブームが決定的なものになり、火蓋が切って落とされたというわけ。
主要諸元
全長/幅/高 | 1880/655/980mm |
シート高 | – |
車軸距離 | 1215mm [1220mm] |
車体重量 | 87kg(装) [91kg(乾)] |
燃料消費率 | 65.0km/L [60.0km/L] ※定地走行テスト値 |
燃料容量 | 9.0L |
エンジン | 空冷2サイクル単気筒 |
総排気量 | 49cc [78cc] |
最高出力 | 7.0ps/9000rpm [9.5ps/8000rpm] |
最高トルク | 0.56kg-m/8000rpm [0.89kg-m/7500rpm] |
変速機 | 常時噛合式5速リターン |
タイヤサイズ | 前2.50-18-4PR 後2.50-18-4PR [前2.50-18-4PR 後2.50-18-6PR] |
バッテリー | 6N2-2A-8 |
プラグ ※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価 |
B6HS/B7HS/B8HS または W20FS/W22FS/W24FS |
推奨オイル | Honda純正ウルトラ2スーパー |
オイル容量 | 1.1L |
推奨トランスミッションオイル | ウルトラU(10W-30) |
オイル容量 | 全容量1.0L 交換時0.9L |
スプロケ | – |
チェーン | – |
車体価格 | 186,000円(税別) [152,000円(税別)] ※[]内はMB-8 |