「V-Twin Playtime!」
排ガス規制に伴い二次エアシステム(エアインジェクション)導入の他、ハンドルのメッキ加工やケースカバーなどをシルバー化した後期モデル。
スペック的なところでは車重が+1kgとなっただけ。
この後期モデルで最大の特徴となるのが
外装×フレーム×ホイール
の色を選べるカラーオーダープランを始めたこと。最初はカラーも豊富で組み合わせは全部で106通りもありました。
いくら何でも多すぎたのか二年後からは54パターンに減りましたがそれでも多い。
でも結局みんな選ぶのはオーソドックスなカラーパターンっていう・・・。
ちなみにこの2002年モデルからはサスペンションとシート形状を見直したローダウンモデルも追加されています。
ちょっと小言。
VTRでよく言われているのが
「MONSTERとそっくり」
というやつ。
MONSTERが出たのが1993年、VTRが出たのが1997年です。
コレについて
「ミゲール(MONSTERのデザイナー)がホンダ時代に残したデザインを元に造った」
という説が広まっているんですが・・・実はこれ間違い。VTRのデザイナーである澤田さんがキッパリと否定しています。
左が初期のコンセプトスケッチで右が最終スケッチ。もし本当にモンスターが元なら最初からトラスフレームにしますよね。
あと付け加えるなら同じトラスフレームと言っても、形はモンスターというよりVTR1000Fに近いんですけどね。
こう言われるようになったのはMONSTERが
『Vツイン×トラスフレーム×ネイキッド』
として初めて成功したというかDucati史上最大のヒットとなり、市場に強いインパクトを与えたからかと。
主要諸元
全長/幅/高 | 2040/720/1050mm |
シート高 | 780mm |
車軸距離 | 1410mm |
車体重量 | 154kg(装) |
燃料消費率 | 40.0km/L ※定地走行テスト値 |
燃料容量 | 13L |
エンジン | 水冷4サイクルDOHC2気筒 |
総排気量 | 249cc |
最高出力 | 32ps/10500rpm |
最高トルク | 2.4kg-m/8500rpm |
変速機 | 常時噛合式5速リターン |
タイヤサイズ | 前110/70-17(54H) 後140/70-17(66H) |
バッテリー | YTX7L-BS |
プラグ ※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価 |
CR8EH9(標準)/CR9EH9 または U24FER9(標準)/U27FER9 |
推奨オイル | ウルトラG1(10W-30) |
オイル容量 | 全容量2.4L 交換時1.9L フィルター交換時2.1L |
スプロケ | 前14|後41 |
チェーン | サイズ520|リンク104 |
車体価格 | 439,000円(税別) ※カラーオーダーは+15000円 |