「物まねではない、胸を張ってヤマハが考えたオートバイ」
ヤマハ初となる2stパラツインエンジンを搭載したYDSシリーズ。
TZRやRZとはあまり(というかほとんど)関係ないんだけど、偉大な名車でコンセプトも同じ2stスポーツなので触りだけご紹介。
当時はヤマハといえどまだ海外メーカーを参考にする事が当たり前だったんですが、それを辞めオリジナルのバイクを作ろうとして作られたのがYD-1というバイク。
タンク容量確保のために盛り上がったユニークなタンク形状から「文福茶釜」という愛称で親しまれました。
文福茶釜というのは茶釜に化けて戻れなくなってしまった狸が、良くしてくれた人間へのお礼で見世物小屋を開き成功するっていう昔話。
鶴の恩返しならぬ狸の恩返しですね。
言われてみれば確かに狸が化けてるように見えなくもない。
ちなみにコレは更にスポーツ性を高めたYDS-1。
デュアルキャブ採用で圧倒的な速さを誇りました。
これは当時の国内レースでも活躍したのですが、その為に発売時期を無理やり3ヶ月早めるという荒行までやった歴史があります。
これはロングセラーYD/YDSの後継モデルのDSシリーズ。
基本設計はそのままに3段階調整式リアサスペンション、完全防水式ドラムブレーキで更にスポーツ性を向上させたモデル。
先代同様にナンバリングを刻んでいき最後モデルはDS6。
文福茶釜タンクを止め、オシャレなティアドロップ形状になっているのが特徴です。
といっても当時としてはバリバリのスポーツバイクですが。
全長/幅/高 | 1990/615/950mm |
シート高 | - |
車軸距離 | 1285mm |
車体重量 | 138kg(乾) |
燃料消費率 | - |
燃料容量 | - |
エンジン | 空冷2サイクル二気筒 |
総排気量 | 246cc |
最高出力 | 20ps/7500rpm |
最高トルク | 1.9kg-m/6000rpm |
変速機 | 常時噛合式5速リターン |
タイヤサイズ | 前後3.00-18 |
バッテリー | - |
プラグ ※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価 |
- |
推奨オイル | - |
オイル容量 ※ゲージ確認を忘れずに |
- |
スプロケ | - |
チェーン | - |
車体価格 | 185,000円(税別) |
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1959年 YDS/DSシリーズ |
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1973年 DX250 RD250 シリーズ |
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1980年 RZ250/R/RR (4L3/29L/1AR/1XG/3HM/51L) |
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1985年 TZR250 (1KT/2XT) |
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1989年 TZR250/SP (3MA) |
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1990年 R1-Z (3XC) |
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1991年 TZR250R /SP/RS/SPR (3XV) |