YZF-R6の系譜

YZF-R6
(2C0)
-since 2006-

2006R6

「サーキット最速のエクストリーム・スーパースポーツ」

永遠のライバルであるホンダのCBR600RRにセールスだけならまだしもレース(スーパーバイク世界選手権)においてまでも苦汁を飲まされる展開が続いたヤマハのR6。

この一線を画している性能を見ても分かる通りセールス捨ててレースを取りにいったのが否が応にも伝わってきますね。

それを表す部分としてまず新設計エンジン。

2007R6エンジン

R6はもともと上(120馬力/13000rpm)で本領を発揮するキャラクターだったけど、この2C0では更にビッグボア&ショートストローク化。

そしてバルブを吸排気ともにチタン化したうえ、挟み角を小さくし圧縮比を上げることで127馬力/14,500rpmととてつもない高さになりました。

2C0メーター

20000rpmって・・・他にも電子制御スロットル(YCC-T)と従来品の5倍の容量を誇るトリプルCPUを積んだECUによる燃焼で常に最適なレスポンスを発揮。ヘッドカバーもマグネシウムとなりました。

エンジン以外の部分では、新たに設計された金型鋳造&プレス材のハイブリッドデルタボックスフレーム、レースの必需品となりつつあったスリッパークラッチや2WAY圧側減衰調整機構付前後サスペンション、チタン製EXUP、オマケにサイドスタンドのアルミ化などなど・・・完全に兄貴であるR1を追い越す装備に。

2007YZF-R6

レイヤードカウルデザインの始まりでもあるわけですが、初っ端とは思えない完成度の高さに惹かれ・・・諦めた人が多いのではないでしょうか。

2006R6

その最大の要因であろう部分それはポジション。ハンドルが非常に低く垂れており、コンパクトと擁護できない窮屈さはボリショイサーカスの熊の気分が味わえます。

ただこれでも日本人はまだマシな方なんですよ。

大変なのは欧米人。平均の話ですが、向こうの人は手も足も身長も長い事から

「前傾がキツい」

と日本でよく言われる事よりも

「ポジションが窮屈」

と言われています。つまり私たち以上に向こうの人はR6に乗るのは苦行なんです。

2007YZF-R6壁紙

我々が受ける印象はポジションがキツいのもありますが

「足付きが悪い」

という事でしょう。悲しかな日本人は足が短いですからね。クラストップのシート高(850mm)は伊達じゃないという事です。

2007YZF-R6wallpaper

でもそう考えると日本人ってスーパースポーツ向きな体型なのかも・・・いやまあだからといってオススメは出来ませんが。

主要諸元

全長/幅/高 2040/700/1100mm
シート高 850mm
車軸距離 1380mm
車体重量 182kg(装)
燃料消費率 -
燃料容量 17.5L
エンジン 水冷4サイクルDOHC4気筒
総排気量 599cc
最高出力 127ps/14500rpm
最高トルク 6.7kg-m/12000rpm
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前120/70ZR17(58W)
後180/55ZR17(73W)
バッテリー FT9B-4
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
CR10EK
推奨オイル SAE10W30~20W40
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量3.4L
交換時2.4L
フィルター交換時2.6L
スプロケ 前16|後45
チェーン サイズ525|リンク114
車体価格 1,050,000円(税別)
※プレスト価格

系譜図

1985FZ600 1985年
FZ600
(2AX/2AY)
1989FZR600 1989年
FZR600
(3HH/3HE/4HJ)
1994YZF600R 1994年
YZF600R
(4WE)
1999YZF-R6 1999年
YZF-R6
(5EB)
2001YZF-R6 2001年
YZF-R6
(5MT)
2003YZF-R6 2003年
YZF-R6
(5SL)
2005YZF-R6 2005年
YZF-R6
(5SL後期)
2006YZF-R6 2006年
YZF-R6
(2C0)
2008YZF-R6 2008年
YZF-R6
(13S)
2010YZF-R6 2010年
YZF-R6
(13S後期)
2017YZF-R6 2017年
YZF-R6
(BN6)